クラシック音楽のコンサートにおける8つの「ナンセンスではない」ルールとは

ハフ先生は好きですか。好きですね。みなさんも好きですね。

ハフハフ先生がBBCに寄稿していましたので解説を試みましょう。そのそのタイトルというのも、Eight no-nonsense rules for classical concertgoers。適当に訳すとしたら、クラシック音楽に行く人たちへの8つの「ナンセンスではない」ルール、とかそんな意味です。

こういう類いの議論はいつも沸いては消え沸いては消え、ですが、そもそもがクラシック音楽とは静寂を好む性質のものであるからか、どちらかと言えば若者よりも老人を好む音楽であるゆえか、ともかくホールには人がたくさん集まるからか、いろいろと困ったことが起こりますよね。

クラシック音楽のコンサートホールには電波妨害装置がついているのはご存知ですか。全部のホールについているわけではありませんよ。高額だから。でも、携帯電話が鳴り出さないように、妨害電波を出して強制的に圏外状態を作りだしているホールがあるんです。涙が出ます。

それでは今夜はこおでハフ先生のありがたいお言葉にミミを傾けようではないですか。兄弟たち。

「」の中はハフ先生の言葉の訳、抄訳。それ以外は私のコメント。

1何を着てもいい
のっけからずっこけるお言葉。はいそうです。別に何を着てもいいです。「でもちょっとおしゃれをするとちょっといい気分になれます」(ハフ)。はいそうです。タトゥーでTシャツ姿の客を見かけた時にも、ぜひ寛容でありましょう。世も末だと憤激する大人から、まあいいですがな、と流せる大人へ。

2電話は切る。サイレントではなく、切る。
「写真は撮っていい、特にコンサートの最後のカーテンコール中はいい。」←これ、日本でも浸透して欲しい。

3演奏中はしゃべらない。
はい。

4・・・そして出来るだけ咳をしない努力をする
わかる。咳を我慢している時間は、拷問であります。目から涙がチロリと出ます。

5楽章間の拍手は完全に問題なし
「派手に終わるときは拍手した方がいい、特にブラームスとかチャイコフスキーとかラフマニノフとかは明らかに拍手を要求する類いの音楽だったりする」とハフ先生。しかしこの点は少し経験を積まないとわかってこないですよね。難しい。

6・・・でも曲の終わりで拍手をする前はちょっと待ってね
「曲の終わりは最後の音が演奏された瞬間ではありません。演奏家が終わりと決めた瞬間です。」←わかる。例えばリストのソナタは最後の音のあとに休符がついているよ。それも音楽の一部。ここ、実際問題として議論が絶えない問題点。

7もし誰かが音をたてたりしても、親切に
大人の対応をしようぜということですね。「音を立てている本人は気がついていないかもしれないしね。軽くつんつんしてあげるだけで効果的かも?コンサート中はみんな友達でいようぜ。喧嘩するならコンサート中ではなく、終わってからどうぞ。」←喧嘩は止めて!!

8集中
「クラシック音楽は時に難しい。ヒマラヤに登るのと、その辺の公園をあるくのとは違う。人生をかけて発見していくものっす。」

以上、終わり。

みなさんもよろしければご参考になさってください。四角いにかくが、まーるくおさめまっせ。