フランコ・ブイトーニが亡くなりました。ブイトーニ、日本人ならスパゲッティを思い出すか。そういう人はもう古いか。スパゲッティといえばママーか、バリラか、ディチェコか。うちはグラノロです。そうかそうか。
ブイトーニ・ボルレッティ・トラストは、若い音楽家のキャリア支援を行っていた財団でした。日本のトップピアニストである内田光子が重要な役割を担っていて、多くの若手ピアニストの支援をしてきています。
今をときめくブニアティシヴィリもこの財団の支援を受けた。
ピアニストではあとはベアトリーチェ・ラナとかフランチェスコ・ピエモンテージとかの名前もあります。全員のリストはこのあたりからお探し下さい。
いや、今日始めて知ったのは、ブイトーニ・ボルレッティと連名での財団名になっていますが・・・夫婦だったんですね!!奥さんはIlaria Borletti Buitoniイリーナ・ボルレッティ=ブイトーニ。なるほど、そういうことだったのか。おもしろい。
ヨーロッパではしかし、こういうお金持ち?による芸術支援の仕組みがあって、なかなかうまく機能しているようなのが嬉しい。
日本ではこういう感じの活動はあまりないし、あったとしても注目されない感じですかね。
チェスキーナ洋子さんという人がかなり大きな金額でクラシック音楽の支援をしていましたが、日本人で広く知られるのは彼女の活動ぐらいでしょうか(ヴェネツィアの貴族と結婚。その莫大な遺産をクラシック音楽のために使った)。
日本の財団、個人もぜひ頑張って若手支援をして欲しい。金銭的理由などでなかなかうまくいかないかもしれませんがね!!あ、そういえば日本音楽財団っていうのがありますかね。でもあれはピアノにはあまり関係がなさそう。