韓国人ピアニストはやや唐辛子が効いているのだろうか?

世界が狭くなってきているとはいえ、それでも国民性とかはまだまだ色濃く出たりします。それは音楽でも同じ。

日本人のピアニストで国際的に成功している人はあまりいないのが現状で残念に思っていますが、お隣の韓国はもう少し様子が違っていて、それなりに成功している人の数も多いように思います。

最も有名なのは、まあピアニストとして活躍は今は控えめですがチョン・ミュンフンでしょうかね。韓国における小澤征爾的な立ち位置なのかなと思っていますが、韓国の音楽界を引っ張っている存在ですよね。

またチョ・ソンジンがショパン国際コンクールで優勝したことも目新しいニュースです。この2人にかぎらず、韓国人演奏家はかなり活躍をしている。声楽の世界でもなかなか凄いですよ。

ところで、韓国人の音楽家の演奏には特徴があります。近年は薄まってきて、より国際的に通用するようになってきていますが、まだ消えない特徴があります。それは、「攻撃的な要素」です。やや攻撃的な姿勢が、韓国人演奏家にはあります。なんというか、韓国人が大好きな唐辛子がばっちり効いた感じ。とくに昔はそういう要素が多かったように思います。

先日、ショパン国際コンクールのガラ・コンサートでチョ・ソンジンの演奏を聴きましたが、そのような攻撃的な感じは大分無くなっていて、洗練されてきている、と思いました。ただ、やはりゼロではなくて、ところどころでスパイスが効いている印象も受けます。なんというか、キムチっぽい印象とでも言いますか。

ジョイス・ヤンという韓国のピアニストがいまして、この人はヴァン・クライバーンで2位に入っているんですが、今まさにニューヨーク・フィルと共演している最中で、5公演で共演しています。

この人もそれほどキムチの香りは感じないのですが、彼女のサイトを見てみますと・・・

http://pianistjoyceyang.com/

一見普通ですが・・・センターにありますロゴマークをよーく見ると・・・色合い、形、共に唐辛子のように見える・・・と思うのは考えすぎですか?