ラルス・フォークトが弾いたゴルドベルク変奏曲はヨガマットと共に

コンサートホールの椅子って、取り外しができるんですね。

ホールの構造によるんでしょうけど。少なくともアムステルダムにある名門コンセルトヘボウのは外れるらしい。今日、そういう画像を見ました。少し前のコンサート、8月のものだったようですが。

これ。

出演者はラルス・フォークトという、ドイツの中堅ピアニスト、機動戦士ガンダムのようなカクカクとした特徴的な顔つきをした方です。

え、そんな顔だなんて信じない?そういう疑り深い方のためにご用意いたしました。はい、上の画像をもう一度御覧ください(所属事務所アスコナスホルトから拝借)。

ね、角張っていらっしゃるでしょう。我々がドイツとかドイツ語とかに対して勝手に抱いているイメージにビッタリではないであろうか!ビッテシェン!ダンケダンケ!ナインナイン!アレスクラー!!

うん、強そう。

でも椅子の外れたコンセルトヘボウとフォークトとなんの関係があるのか?ないですよ基本的には。でもね、先月そんな場所でこのおじさまったら、弾いたらしいんですよ。ピアノを。

本来客席があるところの真ん中に円形のステージを作り、そこでゴルドベルク変奏曲を弾いた、と。そしてお客さんはヨガマットとかの上に転がって聴いていた、と。ふむ。

ゴルドベルク変奏曲が、ある伯爵の不眠症対策として演奏されたという説に基づき計画されたのでしょう。

この説は間違いとする説が現在では有力な説になっているようだという説が有力視されている昨今ですが、まあそう固いことは言うなよ、寝転んで楽しもうぜということでしょう。

マニアックでコアな一部のファンは怒りかねないですかね、でもまあ固いことは言いっこなしにしようぜ。

東京のホール、サントリーホールやらオペラシティやらでもやれないかな。この公演。

取り外しと付け直しが超絶大変そうだけど。