イギリスがユーロを離脱する時

イギリスがユーロを離脱しまして世の中はわりと大騒ぎ・・・っていうほど日本では大騒ぎにはなっていないかもしれませんが、とりあえずニュースにはなりました。株価も下がりました。なにせ前例のない事であることには間違いありません。

イギリスはどうも本当にけっこう混乱しているらしく、ガーディアン紙にはなぜかピアニストのスティーヴン・ハフ先生のインタビューも掲載される始末。

政治は人をおとしめるが音楽はいつも人を晴れやかにしてくれるYO!みたいな、政治のことはどう答えたらいいのかわからないけどとりあえずこんな感じでいいんじゃないの?的なコメントでありました。

興味のある方はこちらからお読みください。

ユーロからの離脱は過去に前例がない。前例がないと不安になるのはわかります。大海原に、島や星などの目標物が見えない中、漕ぎ出すような感覚ですか。どうしよう無事に我々はインドにたどり着けるのだろうか、ああ不安だ。

音楽業界にとっては、どんな影響があるのでしょう。あまりに小さな業界なので誰も気にしてくれていないかもしれませんが、基本的にはみんな、ちょっとよく分からない、という感覚でしょう。

もし業界的に短期的な朗報があるとすればそれは、円が爆上げしたことでしょうか。

一か八か、とまでは行きませんが、為替レートでなんとか得したいという思いからユーロやポンドで出演の契約をすることがあります。今、ポンドでの支払いが近い人たちはポンド爆下げでウハウハでしょう。

やばいっすよ。利益でまくり。え、バーミンガム市響がいま全国公演をしている?もしかすると招聘元は超ラッキーだったのかも??

もちろん、為替相場で一喜一憂するような商売の仕方はいけないという声もありますし、こうして円高でうわーいと喜んでいても長期的に見れば結局損するのかもしれませんね。くわばらくわばら。