ヴァン・クライバーン国際コンクールの結果出ました!(ただしアマチュアコンクール)

ヴァン・クライバーン国際コンクールの結果が出ました。と言ってもいわゆる普通のヴァン・クライバーン国際ではありません。アマチュアコンクールというのが開催されているんですよ。隔年開催、今年で7回め。ファイナルの客席は満席っぽく見えました。

優勝したのはカナダの歯医者トーマス・ユー氏38歳!賞金として2000ドル(安っ!)と来年のヴァン・クライバーン国際コンクールのペアチケットが与えられました!(それだけっ!?)

突っ込みはともかく、参加者はそういう理由で参加しているのではないのでしょう。楽しくてしょうがないんでしょうね。音楽をやるのが。それが音楽をするのにとても重要な部分であると思うんですが、プロの奏者はおうおうにして喜びが失われがち。

ところでアマチュアとプロの違いは何か?プロはそれによって生計を立てている人、アマはそうではない人。

つまり、こういうことです。端的に言いましょう。上手いか下手かは、プロかどうかには関係がないのです!!なんということでしょう!!

つまりプロより上手なアマもいれば、アマよりへたなプロもいる、少なくともその可能性が・・・・充分にある。

ボウリングのように(なんでぱっと頭の中に「ボウリング」という単語が出てきたのかはよくわかりませんがね・・・)点数で全てが出るのであれば、アマのA君、うまいな、プロにならないか?ということになりますけれど、ピアノの場合は、点数は付きません。そこが残念です(残念なのか)。

技術力+音楽性+体力+気力+運+行動力+政治力などがからまりあってプロでやっていけるかどうかが決まるのです。残酷なことを言うようですが、運も大きいです。

なので、とりあえずコンクール優勝者の演奏を、なんの偏見も持たず聴いてみてください。ファイナルの演奏です(一部)。果たしてこのアマチュアピアニストは、プロよりも上手であると思いますか思いませんか?