微分音ピアノはこの世に存在するか?存在する!

先日のシュトックハウゼンプロジェクトの記事で最後に書いた、

エマールのシュトックハウゼン・プロジェクト

ところで昔ピアノ科の知り合いに聴いたんですが、ドイツのフライブルクかどこかに、88鍵で1オクターブというピアノとその楽器のために書かれた曲っていうのが存在しているらしいんですよね。

つまり、本来ピアノの音というのは一番低音のラの音から最高音のドまであるわけですが、その鍵盤全部をつかってやっと1オクターブになるというもの。説明が下手ですいません。そういうピアノがあるらしい。それを使った曲があるらしい。それもシュトックハウゼンかだれか、いわゆる前衛の巨人クラスが作曲した曲らしい、ということしかわからないんですが、誰かその曲知っている人いませんか。

もしもYouTubeなんかに転がっていたら聴いてみたい聴いてみたい聴いてみたあああああい!!

という箇所に反応して、これではないかとメールを下さった方がいました。ありがとうございます!いやあ、聞いてみるもんだなあ質問してみるもんだなあ。世の中には知らないことがやっぱりいっぱいあります。教えていただいて本当に嬉しい。自分は20分ぐらい頑張って検索しても見つけられなかったのに!(検索が下手なのかもしれないという事は棚に上げている)。

ドイツのフライブルクと書きましたたが、どうやらここで紹介されているピアノはスイスのベルンだそうです。もちろんベルンにしかない、というわけではないでしょうから、世界各地とはいわずとも、何カ所かぐらいかであるのではないでしょうか。

以下URLにある動画を御覧ください。

http://6i6.jp/2017/04/12/mov_differential-sound/

もっと手っ取り早く88音を聞いてみたい人は以下から。

ピアノの端から端までで1オクターブで調律するというアイデアとしてはそこまで突飛ではないので(十分突飛だけど)、やってみるか!と考えた人がかつていたとしても全くおかしくはないですね。

気になるんですが、これ、どうやって実現してるんだろう。普通のピアノに弦を張っただけではたぶんうまく出来ないだろうから、工作してますよねきっと。

ご紹介いただいた方のメールには「少し気分が悪く」なる、とも書かれていましたが、はい、気分がわるくなりました。ものすごく不安な気持ちになりました。なんというか、普通に全く調律されてないピアノのようにも響きますしね。うねうねする。・・・オエーッ!!

もうちょっとなんというかすっきりしたサウンドをイメージしてましたがそうじゃないんですね。いやー、これはないわーきもいわー。何か頭痛もしてきた(製作者としては、してやったり、ってことになるのでしょうかね)。しょうがないので気を取り直して鰻食べに銀座にでも行ってきます。ははは。ねもねも舎もたまには優雅なのさ。では出かける前にもう一度・・・う、やっぱ気持ち悪いわこれ。オエー!病みつきになるかも。もう一回・・・(以下エンドレス)