コンサートのチケットを割引で買いたい我ら

たとえばeプラスの特チケとか、読者招待とか、そういうたぐいのチケットが出まわる公演は、たぶん・・・見込みよりも集客がうまく行っていない場合が多いんでしょうね。

割引チケットを販売するメリットは何か。

購入への動機を高めようというものですよね。ただし、既に買っている人からすればちょっと悔しい思いをしますし(でも買った人は残券をあまり調べないかも?)、あまり割引が乱発されるようですと、安く買いたいという人は、割引チケットが出るまで(公演直前まで)買い控えるようになる、という弊害もあるように思います。

いずれにせよ、早く買えばそれだけ希望する良い席が手に入るわけですから、まあそこは考えようでもあります。

あと、これはあまり大きな声では言えませんが、動員をかけるといって、広く招待券をばらまく、という行為も行われています。売れない公演は大変なんですよ・・・。ま、いろいろありますよね。ローラン・カバッソのJTアートホール公演も売れなくて苦労しました・・・。割引も招待も出さなかったですが。

で、割引券とか招待券とかいう、こういう慣行はおそらく日本だけのことなんだろうか、といつも思っていました。

ドイツとか、衝撃的なほどにガラガラのオーケストラ公演とか(特に現代曲)、ありますし、ニューヨークの著名なオペラハウス、メトロポリタン歌劇場も最近は券倍率が半分程度しかない公演もある、とか聴きますが、格安チケットや無料チケットバラ撒きで動員をかけたり、などということはしていないと認識していました。

しかし、パリのサル・ガヴォーからのメールで、ベアトリーチェ・ラナの公演チケットを安くゲットしようぜ!というような案内が来たので(肝心のメールを削除してしまったんですが・・・)、なるほど、パリでもこういうことをするのだな、ということを知りました。

世界各国、チケットの販売には苦労をしているんですね。