グラモフォン誌が選ぶ、アーティスト・オブ・ザ・イヤー

グラモフォン誌はもちろんご存知、ドイツ・グラモフォンというレーベルの出している雑誌です。嘘です。全く関係のないイギリスの音楽雑誌です。すいません。

この雑誌が毎年選んでいるのですよ、今年のアーティスト、というものを。受賞者の過去の一覧が見たい方は英語のWikipediaにあります。

Gramophone Award – Wikipedia
https://en.wikipedia.org/wiki/Gramophone_Award

で、今年もやりますよとアナウンスされています。このページです。

Vote for the Gramophone Artist of the Year 2016
http://www.gramophone.co.uk/classical-music-news/vote-for-the-gramophone-artist-of-the-year-2016

ピアニストだけでなく、指揮者や弦楽器奏者、などもノミネートされていますが、今年ノミネートされているピアニストはと言いますと・・・

エフゲニー・スドビン
イゴール・レヴィット
ダニール・トリフォノフ

この三名ですね。一応ピアノ含めノミネートされている全員の名前を書いておきますと、

ヴィルデ・フラング Vilde Frang (vn)
アニヤ・ハルテロス Anja Harteros (sop)
アリーナ・イブラギモヴァ Alina Ibragimova (vn)
ジャニーヌ・ヤンセン Janine Jansen (vn)
ヨナス・カウフマン Jonas Kaufmann (ten)
イゴール・レヴィット Igor Levit (pf)
アンドリス・ネルソンス Andris Nelsons (conductor)
アントニオ・パッパーノ Antonio Pappano (conductor/pf)
エフゲニー・スドビン Yevgeny Sudbin (pf)
ダニール・トリフォノフ Daniil Trifonov (pf)

なるほど、わかるわかる。全員の名前がわかる人は、まあ、クラシック好きとして認定させて頂いてよろしいかと(上から目線)。おや、よく見たらパッパーノは指揮/ピアノ、と書かれているな、まあでもパッパーノはとりあえず指揮者でいいでしょう。

それにしても、この中からいったい誰が選ばれるんでしょうね。個人的にはネルソンスあたりではないかと思うのですが、ピアノ専門のサイトとしては3名の中の誰が一番近いと思うかと言いますと・・・。うーむむ。世界的な知名度で言えばトリフォノフですかね。

ただトリフォノフは暴走癖がありますよね、あれが直ればもっとよくなると思うんですよ。スドビンも何度か日本に来ていますが華やかさがもう一つ。レヴィットも来日経験がありますが、あの神経質な演奏には好みが分かれる。ピアニストの受賞は2006年のアンジェラ・ヒューイットからずっといないので、そろそろピアニストが選ばれてもいいのでは、と思いつつ、ちょっとこの三名の受賞はちょっと地味かな?他の顔ぶれから考えても、と、同時に思っていたりもします。

って私あんまり建設的な事を書いていませんね申し訳ありません。