東京フィルハーモニーが2017/18シーズンプログラムにまさかのコンチェルト・フォー・マイセルフ

東京フィルハーモニー交響楽団、略して東フィルの来年度のシーズンプログラムが発表になっていました。東フィルのサイトにずらっと掲載されています。ピアノについていえば注目なのが、プレトニョフのところのピアニスト後日発表も気になりますが、それよりもなによりもバッティストーニ指揮、小曽根真がピアノを弾く公演。

まさかの・・・コンチェルト・フォー・マイセルフ!誰だこの曲をやろうと言ったのは!指揮者かな?バッティストーニなら言いかねないね。

知らない方がほとんどだと思いますが(意外と知っている人の方が多かったりして)、この曲はフリードリヒ・グルダが、自分のために書いた協奏曲ですよ。私も実演を聴いたことはありません。(チェロ協奏曲ならゴーティエ・カプソンの演奏で聴いたことがありますがね・・・・。)

グルダが大好きという方のブログ:
http://o-arcadia.jugem.jp/?eid=109

ほんのすこしでもクラシック音楽をかじった人なら、だいぶはてなマークが浮かぶに違いない超迷作、それがコンチェルト・フォー・マイセルフ!!古典的な要素あり、弦を直接触る現代曲風あり、ジャズ風あり(オーケストラなのにドラムスあり、エレクトリック・ベースあり)、なんていうか、なんでもあり。それがコンチェルト・フォー・マイセルフ。オケもよく演奏してくれたもんだ。さすが変人!モーツァルトが活躍したウィーンを代表する変人!ウィーンは懐が深いよ!(意味不明)

どんな作品か気になってきたって?じゃあグルダの実演を貼っ付けよう!これを聴いて怒るか、呆れるか、感心するか、爆笑するか、であなたのクラシック音楽マニア度が測れるかもしれませんぞ。

演奏はミュンヘン・フィル、1988年だからチェリビダッケも存命。チェリビダッケがこれ聴いたのか、聴いてたらどんな反応をしたのか、実に気になる・・・。意外に褒めてたりして・・・。

偶然でしょうがヤフオクにもちょうど出てました。終了日が明後日だから下のURLもうすぐ見られなくなるかも。入札はないみたいだけど(6,880円はちょっと高すぎるかな?)。
http://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/195170595

なお、この曲を聴いて眉毛一つ動かさないぐらいのレベルまで行っていたらあなたのクラシック音楽マニア度は仙人レベルです。「仙ってる」って言ってあげます。