ピアノの内部を見るチャンスって意外とないんですよね。ピアノに専門的に関わっている人たちでも、アクション(鍵盤のあたり)を本体から外したり、ハンマーを外してみたり、とかそういうことって、なかなか目にする機会がないかも。
車やバイクが好きだっていう人なら車をいろいろいじったりなんかして、内部の構造にもそれなりに詳しくなっていくかもしれない。私のように、子供の頃自転車にかなり夢中になっていた人なら、自転車の構造に詳しくて、パンクもすぐに直せるし、パーツ交換もだいたいへっちゃら(でした)。
さすがに自転車は構造が簡単だからピアノとは話が違いますけれど、ピアノ、好きな人でも中を覗いてみることはあまりないのではないでしょうか。
世界最大のピアノメーカーはどこですか?ヤマハですヤマハです!ヤマハが今年の夏、子供を対象にしてピアノの構造をお見せする、そんなイベントをやった、ということをヤマハのツイートで知りました。いいですねーこういうの。ていうかどうやら毎年1回、夏休みにやっているイベントのようです。「ピアノふしぎ体験ショー」というらしい(ヤマハのリリースページ)。
【ピアノふしぎ体験ショー(ダイジェスト)】新東名高速道路 浜松SA「MUSIC SPOT」 https://t.co/uEdjBQ1xHP にてこの夏休みに開催された人気イベントのダイジェスト!ピアノは見えないところにふしぎがいっぱい! #ピアノ #サービスエリア pic.twitter.com/WxPecs2KLr
— ヤマハ 音楽部 (@Yamaha_ongakubu) 2016年10月21日
響板の上でオルゴールをかけたらオルゴールの音が大きくなった、とか、スポンジを弦の上に並べてピアノを弾いてみたらスポンジがぴょんぴょん飛び跳ねた、とか、子供が喜びそうな内容がいっぱい。
新東名の浜松サービスエリアにヤマハのブース?があるらしいんですが、そこでやっているらしいです。しかしこの会場の選択肢も奇妙で不思議で面白いっすね。サービスエリアって、普通はどこかに向かっている人が休憩のために立ち寄る場所で、食べる、休む、などの用事を済ませれば早々に立ち去るところですよね。そんな場所でイベントをやる、立ち止まってもらう、というのは集客がなかなか大変だと思うんです。
でも、やっている。意を決してやっている。すごい!来年もきっとやるんじゃないかと思うので、都合が付く人、集まれ!!なかなか新東名の浜松サービスエリアに行く、という目的やモチベーションも持ちづらいかもしれませんがね。まあまあ。
こういうのは科学技術館的な場所でやってもいいでしょうし、コンサートホールでやってもいいと思いますね。でもコンサートホールって、持っている楽器が壊れたら、とか思うとつい二の足を踏んでしまうんじゃないかと思います。
1:地元の調律師さんとか、ホールの偉い人とかが「絶対駄目―!!」と絶叫する。
2:絶叫されるんではないか、と担当者の方が空気を読んで提案そのものを躊躇
とかそういう要素も考えられますが、ぜひ全国のコンサートホールやピアノを持っている場所の皆さんもやってみてほしいです。子供の目がキラキラ輝くことは絶対に保証いたします。