グラミー賞2018ノミネート作品発表

昨日、明日公表するかもと言っていた山口雅敏インタビューはもちっとお待ち下さい。ご期待の方すいません。

朝起きて布団の中で世の中ニュースをチェックしましたところ一面「グラミー賞」でした。そう、グラミー賞2018ノミネート作品が発表されたのです。
https://www.grammy.com/

クラシック音楽も、端の端ですが、グラミー賞がありますよ。グラミー賞って、しかしどれだけの意味が今あるのだろうか・・・クラシック音楽自体は衰退の一途をたどっているのに、、、とやや自虐的に思わぬでもないのですが、腐っても鯛、腐ってもグラミー。世界最大の音楽賞であります。関係者一同それなりにハラハラしながら動向を見守っているのではないでしょうか。

クラシックの、ピアノが関わる部門ではどのCDがノミネートされたのでしょうか?ダイレクトに関わるのはここだな。

79.クラシック器楽ソロ部門
・バッハ:フランス組曲 ― マレイ・ペライア
・ハイドン:チェロ協奏曲 ― スティーヴン・イッサーリス
・レヴィーナ:ピアノ協奏曲 ― マリア・レットベリ
・超絶技巧練習曲 ― ダニール・トリフォノフ

これ以外に他の部門でグレン・グールドとか、アルゲリッチ&フレンズ、とかアレクサンドル・タローとかの名前もあるよ。フルリストは以下にあるのでご覧下さい。クラシック音楽は下の下のほうです。68番目ぐらいから。

https://www.grammy.com/grammys/news/60th-grammy-awards-full-nominees-list

この79番の中で、マニア的意味合いで一番目を引くのはずば抜けてレヴィーナの協奏曲ですね。うおうおうお。マニアック。演奏しているのはマリア・レットベリ。演奏も立派です(当たり前か)。うんそうだ、このピアニスト最近来日してたよね、と思ってチェックしてみたら、確かに来てました。そうだ、イベントの案内通知もらっていたがいけなかったやつだ。

この録音については以下のプロモ動画をご覧下さい。:

レヴィーナの曲は面白いかどうかと問われればうん、プロコフィエフみたいでけっこう面白い、という感じ。埋もれた曲を掘り起こすという意味で面白いし意義があるのでしょう。そう、グラミー賞によってこうやって注目をされるわけですから、知られないままよりもはるかに意味のあることだ。