メナヘム・プレスラー、92歳のピアニスト。もはや存在が伝説であります。先日亡くなったブーレーズだって長生きだと思っていましたが、ブーレーズよりさらに2歳年長なのがプレスラーです。
昨年の日本公演をキャンセルした時は、ああ、もうこのまま引退か。と思ったのでした。しかし、最近になってふたたび活動しているようだと言う事がわかってきました。しかも(以前のようにかどうかはわかりませんが)プレスラー流とでもいうべき、かなりのタフなスケジュールで。
最初に気がついておっ、っと思ったのは、ベルリン・フィルのホルン奏者、サラ・ウィリスのツイッターでした。ハンブルクでプレスラーと一緒に撮った写真をツイートしたのです。これが2月4日のこと。
Bumped into #MenahemPressler in a practice room in Hamburg! #starstruck #pianolegend pic.twitter.com/V1FnpT9RFU
— Sarah Willis (@sarahwillis) 2016, 2月 4
気になってさっき調べてみましたら先週はロンドンのロイヤル・アカデミーで教えていたそうですし、
Menahem Pressler of the Beaux Arts Trio worked with #strings and #piano students earlier this week. pic.twitter.com/a1p3tQ09bO
— Royal Academy Music (@RoyalAcadMusic) 2016, 2月 18
その前の週はアムステルダムのコンセルトヘボウでケレメンQと共演していたそうです。
Samen met de 92-jarige Menahem Pressler gaf het Kelemen Quartet vorige week een memorabel concert in de Kleine Zaal: '…
Posted by Het Concertgebouw Amsterdam on 2016年2月16日
おおー、元気そうだ。92歳でどういう体力をしているのかと、本当に驚くばかりですね。
今後ピアノがついに弾けなくなるようなことになったとしても、その教えを言葉で伝えていって欲しい、と強く願うばかりです。伝説のピアニストのさらなる活躍を期待したいです。心から。
フランスのアカデミー賞とでも言うべきヴィクトワール・ドゥ・ラ・ミュジーク賞2016で表彰されるという情報もありました。サイトを見てみましたところ確かにプレスラーの写真が掲載されていますが、私のフランス語力は低いので受賞の事について触れられているページを発見できませんでした。なので確証はもてていませんが。それにしてもなんという忙しい老人でしょうか。
来年、2017年1月にはアイントホーフェン(オランダ)のミュージックヘボウでの公演も予定されている!!
https://www.muziekgebouweindhoven.nl/concerten/menahem-pressler-friends/15-01-2017-16-00/
あー忙しい忙しい。