うおこれはやばい。ウクライナの謎の魔改造ピアノ

山石屋もピアノをいじくるのが好きですが、このウクライナの人達が改造したピアノはなんというか常軌を逸している。19世紀のグランドピアノをめためたの改造してしまったという代物で、ピアノを心から愛してやまない人の中でも特に原理主義的な人には絶対に受け入れられないような気もしますが、とりあえずどうぞ。

作ったのはウクライナのインディーズバンド Brunettes Shoot Blondesという人たち。

いやーこれすごいっすなー。

ピアノを3つの部分に分けていて、真ん中は普通のピアノ、高音部は打楽器に改造。低音部は弦楽器とオルガンに改造。20種類もの音色が実現されているというとんでもない楽器であります。しかもすべてアナログであります。アンプラグドであります(適当)。

そもそもこの改造が可能になったのは、ピアノの中に入っているフレームが「弦と平行になっている」構造だったからだそうです。最初は20種類も入れようなんて意味不明なことは考えなかったのでしょうけれど、やっていくうちにどんどんエスカレートしていったということでしょう。

なるほど、弦楽器の演奏は鍵盤だけでなくペダルも使うわけだ。動画を見ればわかりますが、昔の足踏みミシンの要領だね。そのほかピアノにいろいろ楽器がくっついていておもろい。なんていうか・・・・感想を伝えにくいけど、おもろい、っていう言葉でしか説明しづらいからとりあえず見てね。

この楽器についての説明はここにあります。
https://www.thomann.de/blog/en/bsb-houston/

マリンバ、タンバリン、シンバル、カスタネット、ピアノ、オルガン、ヴァイオリン、チェロなどと書かれていますけれど20種類が全部言葉で書かれているわけではないので、やる気のある方はぜひ動画を見ながらリストアップしてみてください。