エカテリンブルクの新しいコンサートホールがひたすらすごそう(ザハ・ハディド・アーキテクツ)

東横線渋谷駅(安藤忠雄設計)にくるといつも思うことがあります。改札の中のエスカレーターに乗っていると、そこから見えるデッドスペースにホコリが溜まっているんです。・・・掃除したくてそわそわするんです。そんな気持ちになったこと、ありませんか?ありませんか?・・・ありませんか?(しつこい)

ザハ・ハディド。日本では例の国立競技場で問題になった人というイメージが強いでしょうか。かなりアクの強い建物をデザインした人です(2016年逝去)。知らない人は下のページを見てね。どれもやばい。

「亡き後も生まれ続けるザハ建築。 最新作と今後のプロジェクトを紹介!」
https://casabrutus.com/architecture/71156/2

そのザハ・ハディドの新しい建物が、ロシアのエカテリンブルク(ロシア第四の都市。エリツィン、リプニツカヤの故郷)に建つことになったそうです。その名もスヴェルドロフスク・フィルハーモニー。ウラル・フィルの本拠地になるのだとか。

デザインはどうかって?相変わらずぶっ飛ばしています。写真だけ見るとUFOとか土星とかが想起されます。大ホールの客席はまるで細胞の中のようだ。すごいなー。小ホールは舞台の奥はガラスで向こうの景色が見えるのか。これは・・・・大阪のフェニックスホールや豊洲のシビックセンターの方が先をいっているね!(そういう問題ではない)。完成したら見に行ってみたい。

https://hypebeast.com/2018/10/zaha-hadid-architects-sverdlovsk-philharmonic-concert-hall

本人はお亡くなりになっているのに、まだ事務所は活動しているんだと思って公式サイトを見ますと、400人規模というばかでかい事務所のようです。すごいわ。死せるザハ生ける仲達を走らす、ですよ、本当に。

音響もきっと素晴らしく、最高のホールになるに違いありません。建築好きとしてはわくわくがとまらない。

日本語で読めるこのコンペに関するニュースとしてはこことかをご覧下さい(写真多数):
https://www.axismag.jp/posts/2018/10/103269.html

話を冒頭に戻して、やっぱ心配なのはお掃除。「お掃除ちゃんとできるかしら」。渋谷駅の話を出しましたが、きれいに、現場の人のストレスなく、ホコリなくお掃除できるのかが心配。壁とかぐにゃぐにゃに曲がっていて、掃除しにくいに違いない。絶対に。

掃除については、私たちの考えることではない、とデザイン側の彼らは言うと思うんですよ。実際そこまで求められていないと思うし。だから発注主であるエカテリンブルクの?ロシアの政府?はそのあたりを考慮しているかが心配です。余計なお世話なんですけど。

では最後に動画を(多分プレゼン動画)。一度ご覧ください。

・・・・おーい、小ホール、ピアノが逆向いてますがな。大ホールでのピアノの位置もおかしいけど、おーい小ホール!

いや、なんだかんだと書きましたが結局のところ今日のブログはこれを言いたかっただけだとも言えましょう。ピアノ逆!逆! 

それでは、デザインという意味では、新しくデザイナーの方に作ってもらって昨日公開したねもねも舎のロゴにも感動しながら、よい三連休をお過ごしください。