ストーリーが好きなのは皆同じ、バレンボイムのケースから

マーケティングについてよく言われることとして「ストーリーで売れ」というのがあります。そう、うまけりゃ人が集まってくる、というのはなかなか間違いで、ピアニストだってうまくても売れない人は売れないし、その反対にヘタッピイでも売れる人は売れます。

そういう現実を見て、だから世の中の人たちは・・・。とニヒルにうそぶくのは簡単ですが、それはあまり建設的ではないですね。売れているのはなぜか、考えて、それを売れていない人に当てはめてみることも大切でしょう。

売れている理由の一つに、人の心をつかむストーリーがバックにあったりします。あの人、実は○○なんだって、へえー、などというやつです。美人だから、イケメンだから、というのもここにジャンル分けされると思います。

なので、ストーリーがあまりなくて売れない人を売る、という努力はけっこう大変に大変だと思います。うまいんだけどなあ・・・。どうして売れなんだろう・・・。うむ、そういうの、あるよねーあるわー、あるあるー。(無解決)

というわけで、ストーリーで売る戦略の一例を見ましょう。バレンボイム。

バレンボイムだって、バレンボイムが出るからチケットが売れるというものではないでしょう。例えばロイヤル・フェスティバル・ホールで来年の1月17日にG.ドゥダメル&シモン・ボリバル響と共演してブラームスの協奏曲を2曲演奏するんですが、ただそれを告知しただけではチケットは売れなかったかもしれません(完売している)。

なぜチケットが売れたのかというと、「バレンボイムのロンドン・デビュー60週年」という売り方をしたからだと思います。いろいろマーケティングしたんだと思いますが、例えばクラシックFMのサイトにはデビュー当時の写真(13歳!)ものっています。そうか、60年か、じゃあ聴きに行こうか。ま、そういうことだと思うんですよね。

意外にちょっとしたことで人は動くものです。なんつって、偉そうに申し訳ありません。じゃあカバッソのチケット、完売させてみろよ!という声が聞こえてきそうです。はい、わかりました、明日から頑張ります!今日は寝ます!!