ラファウ・ブレハッチとボムソリ・キムが出会ったきっかけとは

ブレハッチというとショパン国際コンクールで優勝したピアニスト。日本でもよく知られていますよね。ポーランド人として、ツィメルマン以降初めて優勝した人です。不健康そうな顔つきをしていて、それもまた病弱だったと言われるショパンを彷彿とさせる!と、またそこも人気の一つの理由の模様です。(本当かどうか、ブレハッチはそこまで体力があるタイプではない、という話も聞いたことがあります)

そのブレハッチが、最近韓国人の女性ヴァイオリニストと一緒に活動をしているのはみなさんご存じでしょうか。ドイツ・グラモフォンから録音も一緒にリリースしていて、いろんなところで演奏会をしているようだ。日本には多分まだ一緒には来てないけど。

ずっと不思議だなと思っていたんですよね。どういう接点があって彼らはパートナーになったのか。もしかしたら公私共にパートナーなんでは?とさえ思っていました。この動画を見てようやくその謎の一部が氷塊いたしました。

ふたりが共演するきっかけはヴィエニャフスキ国際コンクールだったのだそうです。なるほどそういうことか!・・・なんのことやらわからないという方のために書きますと、ヴィエニャフスキ国際コンクールはヴァイオリンのコンクールで、ポーランドで開催されているんですよ。ただしワルシャワじゃなくてポズナンです。

https://www.wieniawski.com/

歴史も古いですよ。第1回は1935年で、優勝してるのはジネット・ヌヴーでその次オイストラフ,7位はイダ・ヘンデル!・・・ついでだから過去の入賞者リストも眺めてみましたところKazuhiko Sawaっていう名前を発見。これは・・・東京藝大の学長じゃん!(誤植ではなく、Wikipediaによりますと昔は かずひこ ってお名前だったそうです。なにー!)。当時の写真も載っている。うお、今と全くお変わりない。あの福顔は若い頃からだったのか・・・・。絶対に見たらだめだからな、この写真、絶対に見るなよ。

で、ブレハッチなんですけど、開催当時演奏活動を停止していたブレハッチ、このコンクールをテレビで見ていて、ボムソリ・キムの演奏を非常に気に入ったのだそうです。結局ボムソリ・キムは2位に入ったのですが、ブレハッチにとっては1位だったそうです。そこで「一緒にやろうぜ」と電凸!じゃなくてメールボチー!したそうです。

ボムソリ・キムも、えなんでブレハッチ?本物?偽物?と半信半疑ながら返事をし、そうこうしているうちにパートナーシップを組むことにしたそうです。そういうことだったのか、なるほど、と腑に落ちました。

公私ともにってところはやっぱ今のところ自分には分かりませんのでノーコメント。