ホロヴィッツ、ショパン、ラフマニノフ、三者三様の名言。

今月18日からルツェルン・ピアノ音楽祭が始まっています。プログラムはこんな感じ。

https://www.lucernefestival.ch/de/programm/piano-festival-2017

豪華だな。行ってみたいな。「世界の音楽センター」ルツェルン(それは言いすぎかな)、行ったことないんですよね。ちなみにルツェルンってどこかご存知ですか。スイスです。

スイスという国は不思議な国ですねいろいろと。クラシック音楽の世界でも一種独特な雰囲気を持っている、、、という、勝手ながらそういう印象を持っています。

なんせスイスは物価が高いのでも有名ですが、出演料とかも高めらしく、スイスに住まずにスイスでコンサートを開けば、かなりいいお金になる、的な事をある南米のピアニストから聞いたことがあります。スイスは住むには高すぎる、とそのピアニストは言っていました。

高すぎると言えば超ゴージャスなルツェルン祝祭管弦楽団というオーケストラがありますが彼らも超高額。彼らは言ってみればドリームオーケストラでして、世界のトップ奏者が集まって形成しているわけでして、公演料も目が出るほど高い。

だいたいがヨーロッパの音楽関係者というのが、アメリカや日本を「出稼ぎ先」と認識していて高額な出演料をふっかけてくるものなのだそうですが、その一つのピークがこのオーケストラなのかもしれませんね。そう、なんせスター集団だしね・・・・。

ワールドドリーム的なサッカーチームの試合が必ずしも超面白いかというとそうではないのと同様、ルツェルン祝祭管も、必ずしもすごい演奏を保証するものでは、ない。ただし個々の奏者の技量はすごいので、その辺では圧倒的に唸らされるわけです。

そんなことをつらつら思いながら音楽祭のサイトやらFacebookページやらを眺めておりましたところ、へんてこな名言?が幾つか載っていましたので貼り付けておきます。なるほどと唸ったり、ためになるな、と首肯したりして下さい。


「ピアノはオーケストラである。88の、、、何かを持った、ね。」―ウラディーミル・ホロヴィッツ


「私はかつてあなたに語ったことをピアノに向かい語るのです。」―フレデリック・ショパン


「音楽は一生のものだ、しかし生涯は音楽には短い。」―セルゲイ・ラフマニノフ

なんというか、それぞれのピアニストの性格を端的に表していると思いませんか。