ラン・ラン、ついに年内全部キャンセル~4月までキャンセル?

3月から続くラン・ランのキャンセル。ついに年内は全部キャンセルの模様。腱鞘炎というのが公式な発表のようです。そんなに腱鞘炎って長引くものなのかと思ったのですが、1年とかかかることもあるみたいですね。なるほど。

ベルリン・フィルのサイトによりますと来年4月のベルリン・フィルハーモニーでのリサイタルもキャンセル、とあります。ってことは4月まで弾けないということを早々に決めたという感じなのでしょうか。

いやもしかするとベルリン・フィルとは、オケツアーとリサイタルの両方をする、どちらかが消えたら両方消滅、みたいな契約だったのかもしれませんがね(あんまり可能性としては高くないと思うのですが)。

ラン・ランのサイトによれば今年は全部消えてるけど来年1月からの公演はまだ残っている。
http://langlang.com/en/live

ベルリン・フィルの発表ページ:
https://www.berliner-philharmoniker.de/en/titelgeschichten/20172018/wang-cho/

しかしこれで日本公演も消えました。楽しみにされていた方はもう残念としか言いようがないでしょう。

11月の東京国際フォーラムの公演についてはカジモトのサイトにニュースが出ていて、(http://www.kajimotomusic.com/jp/news/k=2845) 協議中、とあります。とはいえ、少なくとも年内実施の可能性は、あまりないと思います。多分日程変更の話し合いがされているのではないでしょうか。いや、もしかして先日カーネギーでやったウルトラC、14歳のピアニストを連れてきて連弾、とかそういう事も可能性として模索されているのかもしれませんが、そうだとしてもお客さんは納得してくれないかもしれない。・・・でもそもそもリサイタルとは謳っていないし、何を演奏するかも書かれていないし、もしかすると、14歳と一緒に出てきてもぎりぎりあり、かな?

ベルリン・フィルに話を戻しまして、11月ベルリン・フィルのツアーは全部消えて、代わりに入ってくるのがチョ・ソンジンとユジャ・ワンの二人。本当は二人のうちどちらかで全部行ければよかったのでしょうが、両者ともに激烈忙しいので、うまく全部はフィットさせられなかったのでしょう。日本公演はユジャ・ワン。バルトークの2番。これは確かもともとラン・ランで決まっていた曲ですよね、変更なし。ピアノ・ファンなら、バルトークの第2番が聴けるというのは結構うれしいことだと思うんですよね。なかなか聴けないから。

なおチョ・ソンジンはこれがベルリン・フィルデビューになるんですが、ベルリン・フィルをとるために、アメリカの公演をいくつかキャンセルしないといけません。まだ本人のサイトhttp://www.seongjin-cho.com/concerts/にはアメリカツアーのスケジュールが載っていますが(そのうち消えると思いますが)、たとえばカリフォルニアのサンノゼ、これが明らかにアウト。主催者のページではキャンセルの文字はまだないが、チケットは買えないようになっている。

しかしトリアノン・シアターっていうこのサンノゼのホール、きれいな建物ですね。ヴェルサイユのプチ・トリアノンを模しているんだね。