今週のホロヴィッツ

金曜日の夜なので、今夜はホロヴィッツの映像でも観て過ごそうぜ!ホロヴィッツがわからないと言う人はこのサイトをうろうろしてはいないと思いますが念のため一言で形容すると「ピアノの神様の中の神様の神様」です。

今夜は、中途半端なホロヴィッツファンであるねもねも舎が今まで観たことがなかった映像3つをご紹介しましょう。

■これ。グラミー特別賞を受賞した時のホロヴィッツ。1987年。スピーチがめちゃくちゃ短い。上手じゃない英語に加え、不思議な甲高いだみ声で、客席にも戸惑いがみられる。ホロヴィッツ様お疲れ様です。

■リスト=ブゾーニ=ホロヴィッツのメフィスト・ワルツは中学生の頃手に汗を握りながら何度も何度も何度も何度も聴きました。ライヴ録音で、ものすごい拍手が最後に来るんですよね。いま聴いても痺れる。

初めて聴いたメフィスト・ワルツの録音がこれだったので、その後に聴いたペライアの録音だと全くもって物足りなかったです。特に最後の終わり方は今でもホロヴィッツ版以外考えられません(ペライアの録音も素晴らしいと思うんですがね)。

これは映像ではなくて音声だけなんですけど、楽譜が一緒に流れるようになっているのがいいっすよね。楽譜を作ってくれた人サンキュー!(ホロヴィッツが手を加えた箇所は手書きなのがいいね!)

■プレトニョフと一緒に映像に収まっているやつ。ホロヴィッツが1986年、モスクワに行ったとき。プレトニョフは1978年チャイコフスキー国際コンクール優勝ですから、1986年ですとまだ駆け出しと言ってもいいかもしれませんね。ホロヴィッツの前で弾くってものすごい勇気がいりますけど平然と弾ける心臓を持ってるんでしょう。

ホロヴィッツもつまらなそうにしている割には、ワンダ(奥さん)に向かって最後に一言「いいじゃん」的な事をささやいている(ように見える)ので、評価したんでしょうね。よかったねミハイル(偉そうで申し訳ありません)。

楽しんで頂けたでしょうか。それでは皆様今週も良い週末を!ホロヴィッツ万歳!