チャイコフスキー国際コンクールで話題を呼んだルカ・ドゥバルグが新録音の音源を公開

ホリエモンが、寿司職人で何年も下積みを経験するのはナンセンスという発言をして物議を醸していましたが、クラシック音楽の演奏家も、特にオペラ指揮者の世界においては、下積みを経験していなければだめとか、そういう傾向もあるのかもしれません。コレペティ、カペルマイスターを経験して、叩き上げでオペラ指揮者になっていくというケースがまだある。

アダム・フィッシャーというオペラ指揮者の追っかけを長年やっておられる方の面白いブログがあります。この方のブログを丁寧に読んでいくと、確かにオペラ指揮者に求められるものは一朝一夕には得られないのかも、とも思えます。

ピアニストはその点、そのような「厳しい」下積みは必要ないのかも知れませんね。もちろん、ぽっと出たピアニストがいきなり超メジャーなオーケストラと協演が出来たりとかそういうことはありませんが。

ルカ・ドゥバルグはしかし、そういう意味で今、とても恵まれた環境にいるピアニストです。昨年のチャイコフスキー国際コンクールで突如としてスターピアニストの仲間入りをして、ソニーが録音をリリースしてくれるというのですから。これは彼にとって大きなチャンスですね。

ちなみに今年6月にはクレーメルと一緒に、日本に来ることになっています

ソニーからリリースされるという録音の音源はここ。全部で3分ぐらいとかなり短いですが、YouTubeにアップロードされていました。これです。

うーん、これだけじゃあちょっと判断しづらいかな?コンクールで弾いたメトネルはすごく良かったんですよ。