ピアノのコンクールをひたすらおっかけるアリンク・アルゲリッチ財団について

Alink-Argerich Foundationというのをご存知でしょうか。世界のピアノコンクールを追っかけているという奇特な人の財団です。

私の記憶が確かなら、グスタフというおっちゃんが、たぶんほぼ一人でやっているはずです。(間違ってたらすいません。でもサイトを今見たらグスタフの名前があったのでまず間違いないです)このおっちゃんは10年ぐらい前に何度か見かけたことがあります。元気なんだろうか。元気だからやってるんだろうけど。

それで、この財団あるいはグスタフ・アリンクがいったい何者なのか、私はついぞわからないのですが、そしてものすごい金持ちの暇人なんだろうなと勝手に思っていますが、この財団のサイトには世界のピアノコンクールの情報がまとめられまくっています。なので便利です。「最近の噂」コーナーも随時更新されていて、おもしろいぜ!!

噂で聞いたのですが、例えばマゼールとかもこのサイトを知っていて、グスタフがマゼールに宣伝に行ったら「I know you」とニヤッと笑ったとか、そんな(めちゃくちゃトリビアルな)逸話があります。

浜松国際は間もなく本選です。もちろんこの財団もFacebookページで報じています。

浜松のファイナルでは協奏曲を一曲演奏する。しかし6人のファイナリストが選んでいるのは、見事にロシアの協奏曲だけです。いわゆる、「弾くのがめちゃ難しい曲」が並んでいます。プロコフィエフ3番が2人。ラフマニノフ3番が2人。ラフマニノフ2番が1人。チャイコフスキー1番が1人。

チャイコフスキーは簡単だろうとか言わないでください。