3歳が運命を指揮したらこうなった

BBCのショパンに引き続きハノンの小ネタも何故かスマッシュヒット、昨日は1万pv近くを叩き出しました。ねもねも舎史上最高記録をマーク。たくさんの人に読んでもらえて嬉しい。ありがとうございますありがとうございますサンキュー。

ハノンが好きだった大ピアニスト

今朝寝起きのことでございます。はっきりせぬ頭で、3歳児がベートーヴェンの運命を指揮した映像を見ました。指揮したと言っても実際にオーケストラを指揮したわけではなくて、(おそらく)自宅で、音に合わせて棒をふるという行為。そう、エア指揮です。

ただただ汗をかくだけの、子供ならではのお楽しみですね。自分も子供の頃こうやって、指揮の真似事をした記憶はあるけれど、それよりよく覚えているのはマイケル・ジャクソンになったつもりで一生懸命テレビの前で踊り狂った記憶でございます。※マイケルのライブ映像を見た直後約3分限定。

おかげでムーンウォークもできるようになったよ。横向きはついにマスターできなかったけどな。ああなつかしい。そうだ、ビリージーンのモータウンでのライブ見ようぜ。ムーンウォークが初めて披露されたやつ。ムーンウォークの瞬間の客席の熱狂がすごいぜ。ちなみにこれ、口パクなんだぜ?

パヴァロッティの口パクはなんとなくもやもやしたけど、マイケルの口パクなら許せるから不思議。

・・・はっ、過去の記憶に浸っている場合ではなかった。ベートーヴェンの運命です。

この映像をみて私は震撼した。諸兄よ、覚悟してからこれを見るが良い。

かわいい。最後に指揮棒が飛んじゃって本人大喜び、すっ転んでギャハギャハ、楽しそうじゃない?・・・それもそうなのだがそんなことではない。動きをよく見てほしい。何か気が付きませんか。リズムが上に向かっている。そう、常に上え向きなのである。

昔から言われることですが、日本人はリズムが下向きというか、鍬(くわ)を打ち込むようなリズムなんですよ。カーン!と上に跳ね上がるようなリズム感、躍動感。そういうものが欲しいがなかなか日本人には出来ないと言われてきました。この恐るべき3歳児の動きは、そのお手本となりうる、そう直感した。

それではもう一度、いや、パケットがなくなるまで、スマホに穴があくまで繰り返し見て、自分のリズム感を矯正すべく励んでほしい。けっ、ガキが、とバカにしてしまったらあなたは終わりである。

いや、どうしてもガキンコはいやだというしょうがない方は、クライバーのこうもり序曲でも見て勉強してちょ。

美しい・・・。それでは良い週末を。