これは恥ずかしい。トリフォノフがカナダ公演をキャンセル(パスポート紛失のため)

相当恥ずかしい&残念なニュース。というか、本人が一番ショックでしょう。

ダニール・トリフォノフ、パスポートが見つからずカナダのトロント公演をキャンセル。

THE SCOOP | Daniil Trifonov Loses Passport Prompting Cancelation Of Toronto Concert

チケットを持っていた人たちも、ひたすら残念でしょう。ちなみに来年以降で新しいリサイタルのスケジュール調整中、だそうです。もちろん、チケットキャンセル&返金も可能。買っていた人は何とももやもやした気分でしょう。なんかすっきりしないけど、しょうがないか・・・みたいな・・・。

音楽家はひたすら旅をする生き物です。ということはそれだけパスポートも使用するわけです。わりとスタンプがいっぱいになってしまうらしく、ページの追加をする人もいるぐらいです。

いよっ、人気者っ!

話がそれました。生物である限りミスはつきもの。こういう事って、もっと起こっていてもおかしくないんですが、初めて目にするように思います。不思議ですね。音楽家はわりとこういう所いい加減な人が多いのですが(けなしているわけではない)、みんなパスポートについて言えばきっちりしているんだな・・・。

いや、「なくした!」という悲鳴はけっこうあちこちで出ているのかもしれませんが、みなさん最終的には、見つかったり大至急再発行したり、と、なんとかなっているんですかね。今回トリフォノフが公演をキャンセルしてしまったのは、スターゆえに、スケジュールがぎちぎちすぎたのかもしれません。

みつからなくてパニクったトリフォノフ、きっとマネージャーに連絡して、事務所側でも何とかならないか可能性を探ったと思うんですよ。でも、スターピアニストでも例外は認めない、という心意気に阻まれたわけだ。国境は仕事を忠実に果たしたのだ。(そもそもクラシック音楽のピアニストなんて知名度はめちゃくちゃ低いですからね)

国を股にかけて旅する皆様、パスポート紛失、盗難にはくれぐれもお気をつけ下さい。