トリフォノフの顔面老人力が止まらない

ダニール・トリフォノフが、今年のカラヤン賞を受賞しました。

カラヤン賞がなにかと言いますと、私もよく知りません。なので英語のウィキペディアに尋ねてみましたところ・・・。バーデンバーデン祝祭劇場が主催している。カラヤンを記念して(当たり前か)若い音楽家のキャリアを助けるために設けられたもので、5万ユーロがもらえる。と言うから大したものではないか。

そのバーデンバーデン祝祭劇場のサイトにもこのように記載されています。

The board of trustees of the cultural foundation Festspielhaus Baden-Baden gives annually since 2003 the Herbert von Karajan Music Prize to outstanding personalities of the international music scene. The prize money of 50,000 euros is earmarked for youth development.

バーデンバーデン祝祭劇場の財団理事会は2003年よりヘルベルト・フォン・カラヤン音楽賞を設けている。国際的に音楽シーンで活躍する並外れた面々に授与されており、若い才能の発展のため5万ユーロが賞金として与えられる。

https://www.festspielhaus.de/en/sponsorship/foundation/herbert-von-karajan-musicprize/

なるほど。wikipediaにこれまでの受賞者リストがあったのでずらっと並べてみましょう。

2003 Anne-Sophie Mutterアンネ=ゾフィー・ムター
2004: Berlin Philharmonic ベルリン・フィル
2005: Evgeny Kissin エフゲニー・キーシン
2006: Valery Gergiev ヴァレリー・ゲルギエフ
2007: John Neumeier ジョン・ノイマイヤー
2008: Alfred Brendel アルフレッド・ブレンデル
2009: Thomas Quasthoff トーマス・クヴァストホフ
2010: Daniel Barenboim ダニエル・バレンボイム
2011: Helmuth Rilling ヘルムート・リリンク
2012: Cecilia Bartoli チェチーリア・バルトリ
2013: Edita Gruberova エディタ・グルヴェローヴァ
2014: Vienna Philharmonic ウィーン・フィル
2015: Thomas Hengelbrock トーマス・ヘンゲルブロック
2017: Daniil Trifonov ダニール・トリフォノフ

あれ?気が付きましたかね。突っ込みどころがいくつかありますね。

うん、ムター、キーシンっていうのはわかる。晩年のカラヤンとの接点があるからね・・・。しかし若いアーティストが対象のはずなのにどちらかと言うとお年を召した方ばっかりですね・・・。さらにベルリン・フィルとかウィーン・フィルとか、個人ではなく団体が受賞していたりする。そしてジョン・ノイマイヤーって振付家ですよね。ここに入っているのも違和感。

ま、なんでもありなんだね。ゆるいね。ゆるくていいですね。昨日のフランスのネタもゆるいな、という感じですが、ドイツもゆるくやってるんですよ。日本もゆるくやろうぜ。

・・・話がずれていきましたが、今年の受賞者トリフォノフの写真が掲載されていました。カラヤンの奥さんが老いているのにも驚きましたが、それよりもこのトリフォノフを見てくれよ。

写り方の問題でしょうけれど、トリフォノフの顔面老人力、すごすぎる。ひげを生やすようになって老人力強めの顔になっていましたがそれがさらに加速!!いま何歳だっけ・・・(26です)。

お口直しにカラヤンがピアノを弾いている映像でも。テンポおそめ。