アルゼンチンにおけるバレンボイム祭り

南半球が今熱い!のはオリンピックをやっているからですが、それはブラジルの話で、そのおとなりの国、アルゼンチンも熱かった!アルゼンチンには現役の偉大なピアニストが2人います。そう、言わずと知れたバレンボイムとアルゲリッチ。この2人はアルゼンチンにとって英雄のような存在でしょう。

ダニエル坊やとマルタ嬢は小さな頃からの知り合いで、子供の頃、アルゼンチンの有識者?たちのサロンでピアノを一緒に弾かされていた、という話をいつぞや、アルゲリッチに近い人から聞いたことがあります。そしても今、2人は過去に例のないほど?協奏曲や2台ピアノで盛んに共演しています。

そしてこれまた聞いた話ですが、アルゲリッチがテアトロ・コロン(ブエノスアイレスの巨大なオペラハウス。3500人ぐらい入る)で演奏をするとなるとチケットはすぐに売り切れ、アルゲリッチが出てくるやいなや、演奏が始まる前から客席は総立ちでブラボーの大合唱。劇場が揺れるそうです。

劇場が揺れるって、むちゃくちゃすごいなと思うんですよ。言ってみれば甲子園での阪神タイガース、マイアミのイチローのようなものでしょうか。すごい声援だ。

驚愕のイベントがテアトロ・コロンで行われていました。バレンボイムがテアトロ・コロンで怒涛のコンサートラッシュ!アルゲリッチ、ウェスト=イースタン・ディヴァン・オーケストラ(と、テノールのカウフマンも)を引き連れ、先月24日から今月の9日の2週間、14日間で計9公演!!おいおい9公演って(プログラムは複数ある。バレンボイムが参加しない公演も1つある)・・・。ライバルはゲルギエフか。バレンボイムもゲルギエフ並にめちゃくちゃやってますね。

興味ある方はテアトロ・コロンの公式サイトのカレンダー、もしくはウェスト=イースタン・ディヴァン・オーケストラのカレンダーを眺めて下さい。

恐ろしや。全ての公演の詳細写真は劇場のFacebookに詳しく出ていました。なぜか埋め込みが出来なかったので下のリンクからどうぞ。

https://www.facebook.com/TeatroColonOficial/photos/?tab=album&album_id=841123326022711

あとはバレンボイムのFacebookにも。

オペラハウスだけに音響はどんなものなのかが気になるところではありますが(大箱でもありますし)、まあ音響なんて間違いなく「二の次」でしょうね。