6月最後の週末が暇だって?ならシンガポールへピアノを聴きに行こう! ―ピアノ音楽祭は、ここへ行け!(その2)

Singapore International Piano Festival
http://www.sso.org.sg/page.php?CategoryID=170

シンガポール、直感的に「わりと近いかな?」と思うでしょう。実は成田から7時間近くかる。意外と遠いんですよ。

でも、6月の末(最後の週の木・金・土・日)にシンガポールではピアノフェスティバルをやっているんですよ。今年で22年目。しかも実に効率のいい4日連続の固め打ち!

まだ来年(2016年)のシリーズは発表になっていないようですが、今年はイモジェン・クーパー、オリ・ムストネン、ラルス・フォークト、そしてルカーシュ・ヴォンドラーチェクの4人。

彼らのFacebookページを遡っていけばわかりますが、2014年は、クン・ウー・パイク、ベフゾド・アブドゥライモフ、ネルソン・フレイレ、ピョートル・アンデルジェフスキ。

2013はエフゲニー・スドビン、ダニエル・ベン・ピエナール、ベンジャミン・グローヴナー、シモン・トルプチェスキ

2012年はポール・ルイス、カティア・ブニアティシヴィリ、ワン・チーヤン(この人は知らないなあ)、スティーヴン・ハフ

2011年はヤニーナ・フィアルコフスカ、シャイ・ウォスナー、ナレ・アルガマニヤン、アルナルド・コーエン

もっと見たい人はFACEBOOKページでどんどん下に行けば出てきますよ。

この名前を見ればわかるとおり、ヨーロッパでは活発に弾いているがなかなか日本に来ない実力ある人たちの名前もあります。チェックしてみて損はないでしょう。来年のスケジュールが出たらこのサイトでもお知らせします(気がついたら、ですけど)。

ヨーロッパ内ならピアニストに「来てよ」「いーよー」で決まるのですが(実際はもうちょっと複雑)、日本の場合はなんせヨーロッパからめちゃ遠いのが難点。来てほしいといっても、単発では(若い人たちや日本大好きという人たち意外は)なかなか来られないというのが現状です。

チケット代は、4公演ともに80,55,35シンガポールドルで均一。1シンガポールドルはいま85円ぐらいですから7000円弱でいい席ゲット。安くてよければ3000円ぐらい出せばOK。ネットでも購入できる。

ラルス・フォークト(1970-, 中堅~そこそこ大物)とルカーシュ・ヴォンドラーチェク(1986-, まだまだ若手。IMGアーティスト→ハリソン・パロット、いずれも大手事務所に所属しているのですが)を同一料金で、というのは無理があるのではと思うのですが、細けえこたぁ、いいんだよ!

ともかく4日続けて世界の若きスター候補や中堅どころ(←意外とこういう人たちの方が日本にはこない)のピアニストが聴けるのはなかなか魅力的です。6月の末が暇だな、という貴方はシンガポールへ行くのもおすすめ。