ローランドのデジタル・ピアノ・デザイン・アワードの結果を見て

ローランドのデジタル・ピアノのデザインを競うローランド・デジタル・ピアノ・デザイン・アワードが発表されてまして、そのリンクが昨日舎長から送られてきました。

https://www.roland.com/jp/promos/piano_design_awards/winners/

どれも個性を際立たせたデザイン。メビウスの輪風のものからスワン風までいろいろありました。スワンのやつの、羽の部分が開け閉めができる、っていうのには微笑してしまった。開くことありきでデザインしたんだろうな。思いついたときはデザイナーの人にやにやと笑ったに違いない(勝手な想像)。

車のプロトタイプとかと同じでこれはあくまでもコンセプトデザインですから実際に世にでること、販売されることは可能性として低いと思いますが、面白いですな、面白くないですな、と自分も評論家のようになって眺めるのがよろしいかと思います。

一つ個人的に気になったデザインのやつがありまして、それは楽譜がディスプレイに流れていく風のやつです。楽譜を見る見ない、の問題はここではおいておくとして、ディスプレイで自動的に再生されないかなと思う人は結構いると思うんですよね。私もその一人なんですけど。

譜面台があって、そこに楽譜を置いて、めくっていく、というのはもう時代遅れではないかと申し上げたい。早くだれか開発して統一規格を作ってくれよ。譜めくり不要の楽譜と譜面台のセットを。

自分の楽譜をスマホとかiPadとかで持ち歩いて、そのデジタル譜面台に自分の譜面を突っ込んだら準備完了、みたいな。いや、iPadだけで実現してもいいんですけど。世の中のピアノ譜面台を全部替えるのは骨が折れるから。いや、そうでもないかな。誰かがえいや!と作れば意外と一気に普及しませんかね。普及しないか・・・・。

漫画は今の時代、縦スクロールでどんどん下に流しながら読んでいくという風のものも出てきているとか。それなら楽譜も縦スクロールではだめなのか。

音符を聞いたデバイスが勝手にいまどこを弾いているふうなのか理解して、自動的にぴったりのスピードで流していってくれる、ということができれば最高なんだけど、そこまではとりあえず求めないんんで、スタッフスクロールみたいにゆっくり上がっていく、そのスピード調整は自分で決めておく、みたいな形であればけっこう簡単に実現できると思うんですけど。

いや、AI、AIとか言っているご時世ですから、そのうちそういうのができるんではないでしょうか。自動的に上がっていくだけならそんなに難しくないはず。

楽譜やさんの協力も仰いで、まっすぐズドン!と下まで行くデジタル楽譜を作って販売してもらうの。

ちなみに楽譜って意外と考えてつくってあって、小節の長さが音符の数などに応じて伸び縮みしているんです。あるいはめくりやすいように考えられていたりもします。これも「めくらない、ひたすら下に流していく」スタイルに変更すれば、楽譜を作る人も、そこまでシリアスに小節のつじつま合わせに苦しまなくて済みますね!

今日はいいこと書いた!(書きっぱなし)