ミュージックトラベラー、練習場所マッチングアプリ?

ピアノをやっている人にとって必須なのはなんです?楽器と、練習場所。

自宅で練習する人がほとんどでしょうけれど、コンサートピアニストは自宅以外での練習が必須。しかも相当な割合で必須。世界中を飛び回って、各地の慣れぬ部屋(時に慣れた部屋があるかもしれませんが)で練習をしながらコンサートをする。考えただけでストレスで目が回りそうだ。

各地のプロモーターはホールの確保も必要ですがピアニストの練習場所の確保も必要。そう、表立って出てこないところではありますが、意外と大変なときもある。

ホールが使えるのはだいたい当日だけですしね。でもピアニストはもっと前から近隣にいたりしますしね。なのでホール近辺あるいはホテル近辺の練習スペースを探して流浪の民をせんければならぬ。ピアニストは練習する生き物。練習不要、なんていう人はほとんどいません(グールドは練習しなくたって全然平気、みたいなことを言っていましたがね)。

そこで!ミュージックトラベラーの出番だ。まだ公開されていませんがスマホのアプリですね。そしておそらくこれは、練習部屋が余っている人と練習したい人とのマッチングサービスですよね。このプロモ映像ではウィーンっぽいところが映っておりますが、ヨーロッパがやはりサービスの中心ですかね。

https://www.musictraveler.com/

プロモにユジャ・ワンを起用するなんて、なんてわかっている人たちなんだ。ここにペライアやアンスネスやらが出てきてもきっと誰もこのアプリ使ってみようかとか思わないもんね。ユジャワンだから気になる。そう、たとえばトリフォノフやらだチョ・ソンジンとしても違う感じがしますよね(偏見)。ネットと親和性の高い人を起用する。大切。

というわけでさっそくサインアップを試みてみましたが、メールを登録してみたところが、正式に公開してから連絡するよというメッセージがきただけ。公開日はいつなのか、実際にどうやって予約するのか、金額はどうか、鍵とかセキュリティ面ではどうするのとか、日本でもサービスがあるのとか、いろいろ質問が頭に浮かびましたが、まだどんな風なのかはわかりませんでした。待ちたいと思います。

いやでも仮に日本でのサービスがあったとしても、いきなり日本語でサービス展開は難しいか。せいぜい英独仏ぐらいですかね・・・。なんでしたら私手伝いますよ!と日本語でアピールしても、届かないか。