サントリーホールの歴史的楽器エラールでショパンを聴こう。ショパンコンクール審査員リュビモフが来日。

ショパン国際コンクールでの日本人の二位入賞というニュースは、大坂なおみの爆発的なニュースと比較すればごくごく控えめにですが、日本国内でもニュースで取り上げられており、鍵盤楽器応援舎であるねもね舎も嬉しい限りです。 

川口さんは近々凱旋コンサートをするだろうという情報も入ってきております。また、日本の大手音楽事務所の要人も会場にいたという情報も入ってきており、今後川口さん以外の上位入賞者の来日公演なんかも企画されるのではないでしょうか。いやむしろ確実にあると思います。

ショパンの時代のピアノでショパンを聴くってどんな感じなんだろう、と思いますよね。今のピアノで聴くショパンとはまじ全然違うので驚きますから。いやあ、そういうコンサートないかな。そんな人への情報。じつは、11月頭にあるんですよ。サントリーホールでコンサートが。

コンクールといえば忘れてはいけないのが審査員の存在。欽ちゃんの仮装大賞とか紅白歌合戦の審査員は、その道の?専門家でなくとも務まりますしむしろその方が有意義なのですが、国際コンクールの審査員は専門家でなければ務まらない。

今回のショパンコンクールの審査員も、専門家がずらっと揃っていました。そのうちの一人、ロシアの哲人ピアニスト、アレクセイ・リュビモフが来日して、サントリーホールほか国内数カ所で演奏するんです。気になる方、詳細とかチケットとかはこのあたりをご覧ください。

全然知らなかったんだけどサントリーホールって、古いエラールを持ってるんですね。付帯設備一覧表(pdf)にも書いてありました。最近試演会みたいなのがあったらしく、林田直樹さんがその様子を詳細にレポートしてます。

このエラールを、ショパンコンクール審査員を努めたリュビモフが弾くそうです。しかもコンサートの半分はショパン。バラード4曲弾くそうです。(前半はベートーヴェンとドビュッシー)。ショパン国際コンクール後、たぶん一番最初に聴ける本格的な歴史的楽器による、歴史的楽器のスペシャリストによる、ショパン中心のコンサート。

リュビモフ知らないや、という人のために書いておきますと、カルト的な人気を持つロシア人の鍵盤楽器奏者です。どれぐらいカルトかっていうと、ハリウッド映画で言うならスピルバーグとかそういう路線ではなくて、ティム・バートン的な、もう細部を凝りに凝ったオタッキーな感じで仕上げてくるが、でも変に排他的になるんじゃなくてメジャー受けもする感じ、と言って理解していただけますでしょうか。うん、自分で書いててよくわからないや。

なんせタイムリーな公演なんで、古楽好きな人は普通におすすめ。なんかわからないけどショパン、ニュースになってるし興味あるな、でもあまりディープなのはちょっと怖そう、とかそういうソフトな人にも安心しておすすめできます。

チケットはここで売ってます:
https://myticketnavi.com/event/detail/id/598