デュトワのサプライズコンサート。アルゲリッチとの共演で。

#MeeTooで告発を受け活動休止に追い込まれている指揮者シャルル・デュトワが来月スイスで、サプライズで指揮すると言うことをご存じですか。

クラシック音楽のあらゆるゴシップを一手に引き受ける?ノーマン・レブレヒトがそのブログで採り上げていましたからご存じの方も少なくはないかもしれません。かくいう私もそれを読んで知ったのですがね。

http://slippedisc.com/2018/08/dutoit-and-argerich-stage-surprise-comeback-concert/

#MeTooの動きは世界的に広がっていますが最近では告発した女性があべこべに若い男性からセクハラで訴えられる、とかいうブーメランな話もあって、だいぶカオス。いろいろカオス。

クラシック音楽の世界では著名指揮者レヴァインが、そしてその次にやはり著名指揮者のデュトワが告発されました。最近ではガッティも告発を受けコンセルトヘボウ管首席指揮者の職を失いました。

権力を持った人がいて、有名になりたい人たちがいる。そこにつけこむ権力者たちという構図ですね。

そんなわけでデュトワも仕事が一気になくなってしまった。ただデュトワについては「自業自得」という人よりも「レヴァインの場合とはケースが違うのだからフェアじゃない(レヴァインは未成年の男子が性的対象だった)」とわりと正面切っていう欧米の音楽関係者がけっこうな数でいて、不思議な感覚。成年していたらいいのか。だめでしょう。

で、デュトワが今度サプライズで演奏するのが、かつて結婚していたアルゲリッチというのがまたすごい話ですね。離婚したとはいえ、友人として仲はいいそうですし、共演もこれまでもしょっちゅうしていましたから。一番頼みやすい相手なんでしょうかね。

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アルゲリッチも「まったくしょうがないわねチャーリー。あんたもいい加減にしなさいよ。懲りたんならもう今後は気をつけなさいよ」ぐらいは言ったかもしれません。(言ってないかもしれません)

このコンサートです。
https://www.septmus.ch/en/concert/concert-surprise-avec-la-participation-entre-autres-de-martha-argerich/
なぜかねもねも舎の環境ではこのサイトが激重になっているんですけど、誰かが攻撃してたりするんでしょうか皆さんは正常に表示されますか。

でもこれ、指揮するオーケストラがヨーロピアン・フィルハーモニックって、マーラーユーゲント管から派生した若手を集めたオーケストラじゃないですか。やばいんじゃないの。
http://www.europeanphilharmonic.com/

本当に懲りたんなら、行動には今後気をつけるでしょう。さすがに大々的にアメリカの楽団に戻るのは難しいかもしれませんが。

この公演は9月8日土曜日、スイス、ヴヴェイのオーディトリウム・ストラヴィンスキーにて。ジャズに詳しい人なら気がつくとおり、モントルー・ジャズ・フェスティバルのメイン会場でもあります。

オンラインチケット予約サイトを見ると、席はまだけっこう余っているみたい。