刺激的な香りのするコンサート、シャンゼリゼ劇場で今夜。

今夜、パリのシャンゼリゼ劇場からのライブ中継をFacebookで見ることができるようです。演奏はヤニク・ネゼ=セガン指揮ロッテルダム・フィル。ピアノはニコラ・アンゲリッシュ。曲目はモーツァルトのピアノ協奏曲27番。

http://www.theatrechampselysees.fr/en/season/orchestra/resident-orchestras/rotterdams-philharmonisch-orkest-en

まあここまでは普通。でもこのあと驚くことになります。ヘッドホンをつけてお楽しみ下さい。舞台上で指揮者が聴いている音が聞こえる。また画面をマウスや指で動かせば聞こえ方も変わる。バーチャル指揮者体験だ。

おおー。

ということで、限りなく?リアルな舞台上での音を楽しめるというのがこの配信の目玉なわけです。

面白いですね。先日どこかのオケが、舞台上にお客を乗せちゃって、演奏者のすぐそばに座らせてみて新しい音響を体験する、みたいなことをやっていましたが、それだと実際に体験出来る人の数は少ないし、見た目もあまりよろしくない。

こうやってバーチャルでリアルタイムにやってしまえば、回線がパンクしない限り何人でも見られるわけです。見た目も大丈夫。いいね。

ライブ中継について、楽しみ方については以下のページに説明があります。
https://www.facebook.com/events/165723927511057/

日本だと今日の夜、というか日付も変わっちゃった明け方の時間(4時から)になっちゃうんですが、ぜひ見てみたい。むしろオンデマンドでしばらく配信してくれたらもっとうれしいんだけど。

舞台の上を歩き回れれば、あるいはせめてオケの中に何カ所かにカメラとマイクがあって、そこを転々と移動できればもっとうおおってなるんだろうけど。さすがにそれは難しいでしょうね。見てみたらそうなっているかも。そうなっていることに淡く期待。わくわくが止まりません。

「だいたいオーケストラというのは客席から聞いて一番バランスがよくなるようになっているんであってそのバランスを作るのが指揮者で・・・」とか野暮極まる残念な突っ込みはなしでおねがい。