活躍する女性アーティストたち

これまでも女性アーティストの活躍は目立ってきていましたが、#metoo以降さらにその活躍の幅は広がってきたように思います。

3月8日木曜日は国際女性デーだったのをご存知ですか。あまり日本では浸透していないかもしれませんが、100年以上の歴史がある由緒正しいイベントなのであります。詳細はWikipediaとか見てね。

本来的にはこういう日が、消滅すればいいのですが(なくなってしまえ、ではなくて、こういうことを問題視する必要がなくなればいい、という意味ですので誤解なきよう)、まだまだ、こういう活動は必要なのでしょう。社会がもっと変わっていくといいですね。

クラシック音楽の世界でも、女性作曲家の作品が採り上げられることも増えたし、なんといっても顕著に感じるのは女性指揮者の台頭でしょうか。一昔前は、女性のピアニストなどソリストはいても、女性指揮者はほとんどいなかった。「胸があるからそれがためまともに(指揮)棒が振れない(拍がきっちりきざめない)」などという失礼極まるブラックジョークもありましたが、最近ではそういうことを言う人は減っていると信じたい。そんな理由で棒が振れないなら弦楽器の弓だってまともに扱えないよね。

ヤニク・ネゼ=セガンが指揮者を務めるモントリオール・メトロポリタン管弦楽団では2019-20シーズンに客演する指揮者の半数以上が女性であるということが発表されたそうです。面白いですね。

https://slippedisc.com/2019/03/yannicks-orchestra-has-more-women-conductors-than-men/

ところでPianist誌にも以下の記事が載っていました。

10 female pianists we can’t help but LOVE
愛さずにはいられない10人の女性ピアニスト
https://www.pianistmagazine.com/blogs/10-female-pianists-we-cant-help-but-love/

さあ、以下の名前を読む前に、誰の名前が出ているかな、と一回考えてから読むようにしてくださいね。掲載されていた通りABC順で行きますよ。果たしてあなたの思い浮かべた名前と一致するかしないか?

Martha Argerich
Helene Grimaud
Annie Fischer
Myra Hess
Alicia de Larrocha
Maria João Pires
Clara Schumann
Beatrice Rana
Mitsuko Uchida
Yuja Wang

うむ、その名前は・・・・なんて野暮なことはいいますまい。ラローチャ大好きラローチャ万歳!今年もたくさんの女性アーティストが活躍せんことを!