弾く前に考えろ!・・・今日の格言。

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クラシック音楽の、いえ、ピアノの、いややっぱり両方の世界を盛り上げて行きたいなと思っていますので、これからも変わらぬご愛読をお願いいたします。

ところで今日はアンドラーシュ・シフのありがたいお言葉を記しましょう。今年の、ヴェルビエ音楽祭でのマスタークラスの様子。短いですがFacebookにあがっていたので、見てみましたところ、ずばりといいことを言ったので、感銘を受けここに記したいと思ったのであります。

https://www.medici.tv/en/masterclasses/master-class-schiff/

受講している曲はバッハのパルティータ第2番の冒頭、シンフォニアです。受講生は横顔でよく見えないけど多分マーティン=ジェームズ・バートレット(と思って調べていったら上のURLで名前を見つけました。やった当たった!)。イギリス人です。確か来年も日本に来ることになっている。

いやしかし、やはりシフのマスタークラスならバッハは外せませんね。私は個人的にシフのバッハは、昔は全く受け付けませんでしたが、いまはわりと好き♡

シフは弾き急ぐ生徒に対して「考える前に弾くな」と言っています。弾き急いではだめなのです。

なんと重要な言葉でしょうか。ついついピアノ学習者は機械的な反復練習をしがち。それはいけません。常に頭を働かせながら練習をしましょう。あなたはこの曲をどう弾きたいのか。そうするためにはどうすればいいのか?

「考える前に弾くな」はとてもためになる言葉だと思いました。みなさんも実践して下さいね。

それに加えて日本人のピアノ学習者の皆さんにもっとやって欲しいこと。それが、弾かない練習。楽譜をみながら頭の中で音楽を流して、整理していくことが絶対的に必要です。練習しないと指が動かなくなる、とも言いますが、だからと言ってむやみに練習ばかりすることだけはやめてね。単なる運動になっちゃってもピアノは上達しませんから。