シフがバッハの協奏曲を弾きまくる日

フランスとドイツ、少なくともそれぞれ1都市で、アンドラーシュ・シフがバッハの協奏曲を6曲弾くコンサートがあることを発見しました。6曲もよくやりますなあ・・・。

http://www.festivalpaques.com/fr/spectacle/151/concertos-de-bach
https://www.heidelberger-fruehling.de/heidelberger-fruehling/programm/veranstaltung/?id=23469/

バッハの協奏曲は(ピアノ1台で弾く曲は)全部で8曲あって、ただしそのうち1曲はたった数小節しかない断片だから本来的には7曲。でも6曲なのはなんででしょう。

プログラムに載っていないBWV1057も弾いてやって欲しいが、1057はピアノ(もともとはチェンバロ)だけでなくリコーダー(もしくはフルート)2本のための協奏曲でもあるからですかね。純粋にピアノだけの協奏曲だけを弾くということか。

シフのファン関係の人からは総つっこみが入りそうですが、私はアンドラーシュ・シフのよきリスナーではないので、シフが率いるカペラ・アンドレア・バルカについて今の今まで全く知りませんでした。反省。日本語Wikipediaのシフの項目にはかなり上の方に堂々と書いてあったけど。でもそもそもシフのWikipediaページなんて滅多に読まないし、と開き直ってみる。

で、アンドレア・バルカなる人物?について調べてみたけどなかなか情報がヒットしない。アンサンブルのウェブサイトもない。ないないない、と思って日本語検索に切り替えたら出た。なに・・・アンドラーシュ・シフのイタリア語のもじり、だと・・・?

そうか、アンドラーシュはイタリア語ではアンドレアになるというのはすぐわかるけど、バルカもシフも、ボートという意味がある、のか、それは知らなかったなるほど。つまりシフさんは舟さんだったんだね。舟アンドラーシュさんなのですね。初めて知ったぜ。バッハさんは日本語で言うところの小川さんだから、舟さんと小川さんが相性がいいのもよく分かるぜ(我ながらうまいこと言った)。

しかしハイデルベルクの春音楽祭のサイトにはまじめくさったアンドレア・バルカのバイオが掲載されているではないか。そうか、アンドレアはモーツァルトの時代の人だったんだね・・・(ウソなので、念のため)。

https://en.wikipedia.org/wiki/Andr%C3%A1s_Schiff
http://www.kajimotomusic.com/jp/news/k=1953/

所属事務所のアスコナス・ホルトにはスケジュールが載っていないんだね。
http://www.askonasholt.co.uk/artists/sir-andras-schiff

来年の東京・春・音楽祭ではリフシッツがバッハの協奏曲を弾きまくる事になっていますが、シフも聴いてみたかったかも。しかしこのアンサンブルを呼んでくるのはお金がかかりそうだなー。