パールマンはヴァイオリニストでした。ピアニストじゃないですよねすいません。でもパールマンの言うことにも、ピアニストにとって役に立つ内容が含まれるでしょうと思いまして今日ここに記します。パールマン、日本での扱いは大御所、でもちょっと色物っていうような印象ですかね?ヨーヨー・マと同じような印象。どういう印象かうまく説明できていませんね、すいません。
そんなことより練習の話って、本当にいろいろ、これがいいとかあれがいい、とか言われていまして、どれが正しいとか正しくないとか、おそらく決定的なものはない。個人の差もありますし。なのでパールマンの言葉も、誰にでも効く特効薬ではないですよ。
と前置きしておきながら、しかし誰にとっても考えるヒントにはなります。パールマンは教育者としても活動している。若い人を育てているから、その経験から得たものもあるでしょう。パールマンのコメントを正座しながら聞いて下さい。
おまたせしました。パールマンの勧める練習方法についてご説明いたします。至ってシンプル。「ゆっくり弾け」以上であります。
ゆっくり弾いてみてちょっとでも音程が悪かったら、やりなおせ。音程が悪いまま早く弾けば、あなたの音程は悪いままだ。忍耐して、ひたすらゆっくりひけ。月曜日にうまく弾けたら、火曜日には弾けないかもしれない。我慢しろ。ゆっくり練習しろ。そうしたら水曜にはほんの少しよくなるかもしれない、木曜日にはもうちょっとだけよくなっているかもしれない、金曜日にはさらにもう少しよくなっているかもしれない。
これの繰り返しなのだそうです。
そして4,5時間以上練習してはいけない。とも言っています。それ以上練習しても、身体に何も入っていかない。自分はといえば、練習時間は一日に3時間あれば十分だ。うむ。
パールマン直々のコメントを聞きたい方は以下のリンクから:
http://www.classicfm.com/artists/itzhak-perlman/practice-tips/
なお、かつて私の友人は、「パールマン、あの自慢げな口元がむかつく」と言っていました。あっ、演奏とかとは全然関係がなかったね!でも確かに口元は自慢げだね!そりゃそこまで有名になったんだし、自慢げでも問題ないっすよね。