音楽版Airbnbがウィーンで稼働中→しかし。

俗に言う民泊、Airbnbは世界中で大ヒット。Uberやカーシェアリングも堅調。世界レベルでシェアリングがブーム。

と言うわけで音楽練習室もシェアしようぜ!というのがいわば音楽版のAirbnbとでもいうべきMusic Traveler。イグデスマン&ジョーやユジャ・ワンを起用してネット上でいろいろ宣伝をしていたのがオープンしていた。オープンしてから初めて見に行ってみてちょっとのけぞった。

https://www.musictraveler.com/en/

まず、パソコンからのアクセスしたんですが動作がめちゃくちゃ重い。そしてこっちがもっと重要なんですが全然お部屋がありません。ウィーンに出来るぜ出来るぜと宣伝しまくっていましたが、そのウィーンで検索しても20部屋ぐらいしか出てこない。オーストリアおよびドイツの他の都市もいくつか検索できるようになっているが、coming soonとかになっている。つまり、お部屋がないんだよ。

これは失敗なのか。はい、多分・・・失敗ですね。

こんなにも部屋が集まらなかった理由は何でしょうか。後出しじゃいけんですが、やはり音が出るというのが一番のポイントかもしれません。

完全防音の部屋ならいいかもしれませんが、そんな部屋は滅多にありません。出てくるお部屋を見ればおわかりになると思いますがだいたい通常のお部屋もしくは倉庫のような場所。

倉庫なら確かに音に対してはそこまでシビアに考えなくてもいいかもしれない。でも普通の部屋でがんがん音を出される、と考えると、確かに提供する側からしてみれば抵抗感があるかも。隣近所からのクレームもこわいし。

あと予約する方も借りる方にとってもマイナスなのだが、実際に会わないと行けないというのもポイントかも。Airbnbは会わずとも宿泊が完結する。知らない人に会わなければならないという抵抗感、これあるかも。

そして、会う、と言うことは、自分の練習を聞かれる可能性もあるということ。これも抵抗感があるか。

そして楽器は、特にピアノは超高額であるということもあります。変な使われ方をして楽器が痛んだらそれこそ困っちゃう。スタインウェイBを提供している部屋もありますけど(詳細にイグデスマンと書かれた部屋のブザーを押してねと書いてあるけどまさか本人の部屋か)、勝手に内部奏法とか練習されて弦がさびたりとかすると修理費用もばかにならない。弦に限らず、楽器に傷をつけられても困る。

さらに・・・部屋を提供している人の個人情報が出ている。電話番号、住所、メールアドレス。メアドはgmail使うとかすればどうとでも出来るけれど、住所、電話番号まで出すのはまずいのではないか。Airbnbは、使ったことある人はご存じだと思いますけれど、このへんはるかにずっときっちりしていますよ。

うーん、これだと人は集まらないかな・・・。Music Travelerはもしかすると近いうちにサービス終了になるのかも。残念。面白そうだなと思ったんですが、でもしょうがないか・・・・。