アルゲリッチがウィーン・フィルで弾くらしい、そう言う噂を聞いたのは去年の秋のことでした。
しかしその時ネット上に情報はどこにもなく、アルゲリッチに近い人に聞いても「ない」ということだったのですが(そのときはまだ言えない大人の事情があったのかもしれないしね)、来週、いよいよウィーン・フィルデビューです。
https://www.musikverein.at/konzert/eventid/32806
共演は、ダニエル・バレンボイム。3つ子の魂100まで。子どもの頃からの盟友ですな。バレンボイムでなければ実現しなかったでしょう。幼なじみのダニー坊が無理に引っ張ったから出来たのでしょう。これがブロムシュテットとかゲルギエフとかだったら絶対に俎上にすら乗らなかったでしょう。バレンボイムグッジョブ。(ちなみにゲルギエフとアルゲリッチの共演歴はありません。ブロムシュテットとは・・・知らない)
曲目はリストの1番。いやー、アルゲリッチもまだまだやりますな。リストの1番、そりゃあラフ3みたいに長くはないけれど、派手でリスキーで、おっそろしく難しい。70代後半の人間のすることでしょうか!!なおコンサートの後半はマーラーの7番。なんかこれはこれですごいっす。
なぜ今までアルゲリッチがウィーン・フィルで弾いていなかったのか。その理由も聞いたけどここではないしょです。ごめん。アルゲリッチの遅すぎたウィーン・フィルデビュー4公演。全公演でスタオベは必至ですな。
しかしまあ、ほとんどの人は「チケット持ってないぜ!」だと思うのです。私を含むそういう皆様はとりあえず下の動画をご覧下さい。去年の演奏。BBCプロムス2016。バレンボイムとウェスト=イースタン・ディヴァン・オーケストラとの共演。
やばい、冒頭のオクターブから鳥肌物だぜ!!トライアングルが意味不明なところにいるぜ!そして、ブラボーの合唱がすごい。うーん。やっぱりウィーン・フィルのチケット持っている人がうらやましい。