ベートーヴェン国際コンクールもスタート

世の中にはたくさんコンクールがあるものです。ウィーンではベートーヴェン国際コンクールが始まりました。

http://www.mdw.ac.at/beethoven-competition/en

過去の入賞者リストはここ。内田光子、ジョン・オコーナー、シュテファン・ヴラダー、ジャスミンカ・スタンチュールなど日本でもおなじみの名前が並んでいます。しかし最近はすごいスターは出てきていませんでしょうかね・・・。

http://www.mdw.ac.at/beethoven-competition/en/ruckblick/preistragerinnen/

このコンクールの一番の魅力は、ウィーン楽友協会という「音楽の殿堂」とでも言うべき場所で開催されるということでしょうか(ただしファーストラウンドは別会場)。セミファイナルはブラームスザール(小ホール=ブラームスが晩年、自作を初演したホール)で、ファイナルは例の金ぴか大ホールで。

多様化する現代、ウィーン楽友協会という場所が持つ重みとかはだんだん薄れつつあると思いますが、それでもなお、あこがれのようなものは残っているかもしれません。あの金ぴかのホールで弾ける(弾きたい!)、カラヤンやバーンスタイン、フルトヴェングラーなどが演奏したという重み。こういうのにたいするあこがれが、大なり小なり、このコンクールを受ける一つの動機になっていることは多分間違いないと思います。多分。

そうそう、ウィーン楽友協会の住所って、ウィーン市第1区の「ウィーン楽友協会広場1」っていう住所なんですよ。いい住所ですよね。東京で言うと千代田区一番町1番のようないさぎよさ(イギリス大使館があります)

ウィーン楽友協会はここにあります(google map)
https://goo.gl/FuagD0

一応コンクールのライブストリーミングはあるようですが、mediciやyoutubeのようなでかいプラットフォームを使用しておらず、やや弱い印象。たぶんここにかけられるだけのお金、人員、いずれも足りないのでしょうね・・・。残念ですが!!

結果が出るのは6月8日(日本時間の6月9日朝)です。