歴代の10人のピアニストをあげるなら、誰?

人が集まったときにこういうテーマを持ち出すと、盛り上がります。特に思い入れの強い方々が集まって、こうだとかああだとか始めるともう、喧々轟々。だんだん収集がつかなくなるんですよね。

世界最高のサッカー選手は誰だ、と言う質問があったとしたら、どうなるか。もっと収集がつかなくなるでしょう。

サッカーの場合は関心を持つ人の数もクラシックのピアニストなんかより遥かに多いから、回答のバリエーションも段違いに豊富。そしてやがては罵倒合戦へと突入する危険も孕んでいるのです。意見の否定、人格の否定・・・。

なんということだろう。世界平和が訪れないわけだ。

では気持ちを取り直して、世界最高のピアニスト10人を挙げるなら、だれですか。ノーマン・レブレヒトの意見では以下の通り。

どうもレブレヒト本人は意図して論争を仕掛けたいというわけではなく、クラウディオ・アラウをとりあげようとして、その前ふりで書いただけなんですがコメト欄が結構沸騰しています。

Horowitz
Rubinstein
Richter
Gilels
Gould
Schnabel
Rachmaninov
Brendel
Argerich
Ashkenazy

http://slippedisc.com/2018/04/the-least-remembered-giant-of-the-piano/

それに気を良くしたのか、女性の10人、というのもすぐに書いてまして、それはこっち。

Wanda Landowska
Maria Yudina
Annie Fischer
Clara Haskil
Teresa Carreno
Tatiana Nikolayeva
Alice de Larrocha
Mitsuko Uchida
Maria Joao Pires
Martha Argerich

http://slippedisc.com/2018/04/10-women-legends-of-the-piano/

こちらのコメント欄も数が伸びている。みんなピアノが好きなんだね。なんだか微笑ましい気持ちになります。

さああなたなら10人と言われたら誰の名前を出しますか。

男性と女性に分けるのはおかしい、とフェミニストは言うかもしれません。スポーツならともかく、クラシックのピアニストを男性と女性で分けて位置付けするのは、もう時代が許さなくなりつつありますかね。たぶん。