コンサートの準備に欠かせない5つのtips

コンサートというのは誰にとってもストレスフルなものです。舞台上に笑顔で現れて、余裕の足取りでピアノまで進み、お辞儀をしてやおら弾き出す。素晴らしい音楽が立ち昇る。夢のひととき。

なんていう場合でも、ですよ、大抵のピアニストはめちゃくちゃに緊張しています。かなりね。失敗する恐怖とは常に戦っています。4回転ジャンプが成功するかどうか、という緊張とほぼ同じか、それほど遠くない位置にあるたぐいの、極度の緊張感だと思います。

そこで、その緊張感を和らげるため、また緊張感を和らげるのみならず、コンサートを素晴らしいものにするために、ピアニストたちは日夜コンサートの準備に励むわけです。練習したり、体調を整えたり、美味しいものを食べて気力を充実させたりしている。

世界のトップピアニストである、クリスチャン・ツァハリアスに聞いてみましょう。コンサートの準備に欠かせない最も重要な5つのtips(ヒント、要素、助言とかいう意味)を教えてほしい。そのように質問したのは、イギリス室内管の広報チーム(チームなのかどうかわかりませんが、ちょっと格好をつけてチームとしておきました)。

その回答が以下に書かれているので、みなさんも読んで参考にしてください。さあ、なんと彼は答えたのか?

練習、練習、練習、練習、そして練習。

ああ。

身も蓋もない回答に頭がくらくらするようだ。ピアニストにとって練習の必要性は改めて語るまでもありますまい。本当に大事なんですよ。練習。しかも、ただしい練習がいっぱい必要。間違った練習をたくさんしても全然ためになりませんからね、みなさん、いい先生について、頭も使って正しい練習をいっぱいしてね!

ちなみに、練習以外では何をしますかというチームの質問に「ガーデニング」とツァハリアスは答えています。庭いじりかよ!!

ま、個人の趣味はいっぱいありますからね。庭いじりもまたいい趣味ですよね。そういえば私の母も暇さえあれば実家の庭をいじっています。バラが咲いただの、しし唐がとれただの、実家に帰れば楽しそうに話してくれますもの。楽しいんでしょうね。楽しいんだろうな。腰は傷めないように気をつけてくださいね。

ツァハリアスは指揮活動もしているから、腰を痛めると困ったことになってしまう。