ウェスト・ミーツ・イースト?

香港のイエローラウンジの画がわりかしシュール。

ブレハッチとボムソリ・キムが登場した香港でのイエロー・ラウンジの舞台は、思いっきりバーのように見える。多分バーですよね。酒がずらっと並び、漢字のネオンが瞬く。バーでクラシックのコンサート、しかもトップクラスのピアニストによるコンサートというのもなかなかなかったかもしれませんね。

いや、本当はこういうのってわりと昔からあったのかもしれませんけれど、こう大々的に表立ってプロモーションされることは少なかったかもしれません。

すなわちプライベートなサロンコンサートのようなもの。そういうものはずっと存在してきた。いわゆるトップランクに位置するアーティストたちも、たとえば新しいレパートリーを勉強してそれを一般の大ホールかなんかで演奏するに先立ち小さな会場で何回か試演会のようにして演奏してきたのです。むしろ大きないわゆるコンサートホールよりもこういうこじんまりとした場所での演奏を好む人は昔からいましたしいまでもいます。

しかしまあこのブレハッチとキムの映像は結構面白いですね。漢字のネオンがあるだけで突如として発生するブレードランナー感とでも申しましょうか、そういうものが私の心を痛くくすぐったのであった。プロジェクションマッピング?風の映像もついていて、怪しさが増している。

イエローラウンジは個人的にはあまり関心を引かれないんですが、この映像について言えば結構好きかも。地べたじゃなくてちゃんと椅子にも皆様座っているのもグッド(偉そうで申し訳ありません)。

いつまで公開されているかわかりませんが、40分ぐらい映像で見られるので以下からどうぞ。