ラン・ラン、イグアスの滝をバックに演奏する

ラン・ランがブラジルのオリンピックに関わっているようだな?と知ったのは、聖火ランナーを務めていたから。こういうのいかにも好きそうですね。ラン・ラン選手。

さらに、イグアスの滝をバックにしてピアノを演奏している動画が。投稿されているのは6/30なので3日前。

ピアノはいちおうグランドですが小さなベビーグランド。ピアノから立てられた中国国旗とコカコーラの旗が哀愁を誘います。

ラン・ランは4分ぐらいで3曲弾いていて、オリンピック関係の?曲、中国の曲、それからブラジルの曲、だそうです。

楽器が何なのかは映像からはわかりません。全く屋根もなにもない屋外、直射日光があたりまくる状況ですから、楽器にとってはわりとしんどい状況。

そして、滝からどれぐらい離れているかもわからないのですが湿気はどうなんでしょうね。映像では遠そうに見えますけれど、一応展望台っぽいところのようにも見えますからそれほど離れていないかも知れません。

滝って、細かい水しぶきがうわーん、と飛んでいますから、かなり遠くまでひんやりしてたりします。今日みたいに暑い日は滝にでも行って涼みたいぜ。

そういうわけですから、ものすごい湿気があったりしないんでしょうか。湿気がすごいというのもわりと楽器にとってつらめ。直射日光+湿気。頑張れ、ラン・ランのピアノ(レンタルでしょうけど)。

それにしても、ピアノの屋外での演奏ってなかなか難しいですよ。ホールでの演奏に特化して進化してきた楽器ですから、屋外で残響というものが一切ない場合、(特にホールでの演奏に慣れ親しんでしまっている人たちにとっては)なんだか物足りないなあ、ということになります。弾く方も、戻ってくる反響音がないので、ついつい乱暴に演奏しがち。

鍵盤の蓋を外してあるところも、よく音が聞こえるようにしたいという考えからだと思います。ラン・ラン自身の。

こういう時、ピアノって、無力だなあ、と思いますね(思わないか)。