ローラン・カバッソ、チラシの作成にあたり気をつけたこと(2)

きのうのお話しの続きです。今回のこのチラシは、うえの写真も見ていただければわかると思いますが、長めのキャッチが踊っております。キャッチコピーは14文字まで、とかそういうテクニックも知っておりますが、あえて長くしてみました。

なぜか。ここにも、目立ちたいという小心者の我々の心が見えて透けるようです!!

そもそも長いキャッチコピーなんて、あまりないし、クラシック音楽のチラシをみると、出演者のビジュアルがまずあって、その周りにちょろちょろっとキャッチコピーやら曲目やらがある、というパターンがほとんどです。

今回のチラシも最初はもっとキャッチコピーも短く、一行でまとめられるようにしていました。が、デザイナーの方と相談をしているうち、あえてスペースを大きくとって、長いキャッチにしてしまうか、という事になりました。

なので、文字多め、キャッチ、長め。改行改行&改行!で超ロング。わざわざ読まないといけないチラシになっておりまして、うざいかな、と思ったのですが、かえってついつい読んでしまう、そんなチラシになったのではないかなと、少々手前味噌ながら、思っております。

ともかくチラシはインパクトが大事です。インパクトとだけ聞くとぎょっとするかもしれませんが、ともかくチラシを目にした人が「細部にまで目を走らせてもいいかな」と無意識のうちに思うものでないといけません。

ちらし、もうそれこそとんでもない数がありますから、みなさん、シャッシャッシャッシャッ、と次々めくっていくはずです。ふーん、ポイッ。ふーん、ポイッ。と興味が出ないものは次々と捨てられ、ゴミが量産されていく。

ぱっとみて、えっ?と手を止めてもらわないといけないのです。そして、ふんふんふん、ふん、と細部を読んで行ってもらわないと話になりません。さらにいうと、そこからアクションを起こしていただく(=ネットで、電話でご購入いただく)必要があります。

というわけでなんちゃってチラシ講座ですが、結論としては、ただきれいに出来た、というだけのチラシには残念ながら何の意味もない、ということになります。それを回避するためにいろいろやってみました、というのが今回のお話の結論であります。

そういうことです。・・・どういうことでしょう?それではまた明日。ごきげんよう!