椅子が高すぎるとき低すぎるとき

ピアノの椅子の高さは、皆さんどうしていますか。高めが好き?低めが好き?それとも中間?私は中間。

低いのが好きな代表はグレン・グールドですか。

高校生のときはグールドの真似、とか言って低くしてみた事もあります。低いと身体のバランスが崩れるので弾きにくいし腕をかなり持ち上げないといけないので疲れやすいし、体重を乗せた重い音が出せないんですよね。(そういう音を出したくなければもちろんそれでいいです。)

グールドの真似、と言って遊びで低くして弾くのはいいですが、自分自身とよく対話して、この低さでないとだめだという確証というか、この低さでなければ絶対に弾けない、という思いで満たされる、という人以外は、低くしないほうがいいです。格好つけたいから、目立ちたいから、そんな考えで低くしても、得られるものは何もない。

高めを好むのは誰でしょうか。バレンボイムとかでしょうか。しかし高めを好む人はグールドみたいに極端に走ることはないですね。ふしぎ。

高すぎるとたぶん手にすごい負担がかかるのであっという間に腱鞘炎とかになるのではないかと想像。高すぎはおすすめいたしません。いや、それか慣れたら脱力して弾けるようになるのかな・・。わからないな。たぶん手を痛めると思うな。

なぜかと言うに、こんな動画を見たからです。

これは明らかに本人が目立ちたがってやっているのだとおもわれます。わざわざ椅子を台の上に乗せている。高い。しかしこれ、高速パッセージとか弾くとなると、あっという間に腕に支障が出るんじゃないですか。手首に包帯みたいなのを巻いているが、すでにやられているのか。

いずれの場合においても、過ぎたるは及ばざるが如し、でございますねきっと。 低すぎること、および高すぎることのメリットは、目立つ、ぐらいですか。あまり思い浮かびませんね。