シューマンの密輸業者を弾くユジャ・ワン

スタインウェイの作るピ超精密ピアノ自動演奏デバイス、SPIRIO。まだ日本には登場していません。来年には出るか?、とか本当かどうかわからない噂もキャッチしていますが、いつになるのかわかりません。

ユジャ・ワンがSPIRIOを試している動画がスタインウェイのYouTubeにアップロードされているのを今日発見しました。アップロード日は1週間前。みなさん安心して下さい。ユジャは普通の格好です!!

この動画、ちょっと短すぎて、ちょっと良くわかりませんね。インタビューももう少し長いものが欲しかったかな。このインタビュー動画のユジャ・ワン、要約すると「すごいね」っていう内容のことしか言っていませんから。

しかし・・・水を差すようですいません。この自動演奏ピアノっていうのは需要があるんでしょうか。

まず、高そうですよね。そもそも我々庶民には高値の花である高級楽器スタインウェイ。それに自動演奏機能を付けるとなると、いったい幾らになるんでしょうね。

この機能を使って、世界のトップアーティストに演奏を吹き込んでもらえば、自宅でその演奏家の音を楽しめる!ということになりますが、人はそこまで求めるのか?という点がわからないですね。リアリティを求めるならコンサートに行く、という話になりそうな気もするんですよね。目の前でピアニストが弾いてくれているから感動するんです。

そりゃあまあアムランが弾くアルカンとか、そういうのがあれば、うおーって少なくとも最初は思うでしょうね。でも飽きませんかね。

ヤマハの自動演奏ピアノにしても、どこまで売れているんでしょうか。ホテルのラウンジとかで、小さな音量でムード音楽を演奏させられていたりとかするのをみると、ちょっともったいないなあ、と思ってしまう。

練習用として使うのはもちろんあり。自分の演奏を客観的に聞けますからね。あとはアンダーソン&ロウのようにSPIRIOに演奏させながら自分たちもさらに別の音を弾く、とかそういう方法ですかね。