世界一古いピアノの写真、および実際の音

ピアノという楽器は、チェンバロから派生しており、発明したのはイタリア人のクリストフォリ。ピアノ好きならだいたいの人は知っているであろうこの知識ですが、クリストフォリの作ったピアノが、世の中にまだ残っているというのはご存知ですか。ねもねも舎は今日始めて知りました。確かに残っていてもなんの不思議もないのですが、これについて考えたことはなかった。自分はなんて怠惰なんだろう。

どこにあるかというと、ニューヨークのメトロポリタン美術館だそうです。そうなんすか。知りませんでした。さすがに最初の作品ではなく、けっこう晩年の作品ですが、1720年。このほか、あと2台が残っていて、一つは1722年のもの(ローマにある)、そしてもう一つが1726年の作品(ライプツィヒにある)。なおクリストフォリは1655年うまれ、1731年没。

日本語のウィキペディアにもしっかり現存最古の楽器はメトロポリタン美術館と書いてあった。なるほど。おもしろい。

https://ja.wikipedia.org/wiki/バルトロメオ・クリストフォリ

その楽器の全景は以下のURLに

Pianist Magazine誌
https://www.pianistmagazine.com/news/general/the-worlds-oldest-piano-1
メトロポリタン美術館公式ページ
https://www.metmuseum.org/art/collection/search/501788

華奢で、鍵盤を押したらばらばらになりそうな印象も受けます。

実際に弾いてみせている音源はこれ。メトロポリタン美術館が公式に上げている動画。

おおおお、全然音が違いますね。ラフマニノフやチャイコフスキーの協奏曲はだめだろう、と上の記事では冗談めかして書かれていますが本当にそのとおり。華奢でスリムだったんですね。それが気がつけば現代のピアノのようにがっしりした重厚なものに変わって行ったわけだ。あーおもしろい。

生で聞く機会があればぜひ飛びつきたいところですが、そもそもニューヨークにあるし、そのお歳を考えますと(今年で298歳)、日本にまでお越しいただくのは恐縮すぎる。

来日を実現させるのであれば・・・・厳重な梱包、運送、保険、温度湿度管理、そういうものを経費としてどんどん足していきますと、果たしてどんな額に達するのやら想像がつかず。とてもじゃないが実現はしないでしょう。1回や2回のコンサートではとてもペイしないと思われる。

メトロポリタン美術館のことですから、きっと定期的に調整されている、と思いますが、どこまでもともとのコンディションを維持しているかもわかりませんね。想像が膨らんでいきますね。