僕たちはベートーヴェン国際コンクールの参加者に成功を祈らなければならない。

昨日ご紹介しましたアンスネスと言い、このイグデスマン&ジョーと言い、行き当たりばったり感が半端ないです。

軽くボケた後、僕たちはベートーヴェン国際コンクールの参加者に「素晴らしい音楽とともに楽しんでほしいと思っています」「さあ練習へ行け!」と、二人が促しています。

演奏している曲はもちろんベートーヴェン。テンペスト第1楽章の冒頭と、第3楽章の冒頭だね。作曲中のイメージ。ドイツ語なまりとロシア語なまりの英語での会話。(特にずば抜けて面白いことをいっているわけではないです)

しかし再生回数は4万回を超えている。さすが2人の人気はすごいのである!

しかし・・・むくむくと湧き上がる疑問。(1)コンクールにこのノリでいいのか。本当にベートーヴェン国際という、想い名前を背負ったコンクールなのに。いいんでしょう。別にコンクールだからってシリアスになりすぎる理由はないよね。(2)いきあたりばったりなプロモーションじゃないか。プロモーションの専門家はそこにはいないのか。いないんでしょう。面白そうだからいいんじゃん?という感覚で、おそらく個人で審査委員長とかが面白がってやってるんじゃないか。

なんかないかな、、、、あ、そうだ!みたいな「超絶軽い」のりですよきっと。これがショパンやクライバーンやといったコンクールならこんな簡単にできませんからね。組織もでかそうだし、こんなことすると言ったら強硬に反対するやつとか絶対いるよ。

個人的にはこういう感じは嫌いじゃないです。でもちょっとさすがに、本音を言うと、行き当たりばったりがすぎるような気もするの。