ショパンのピアノ協奏曲はフンメルそっくりさ。

久しぶりにフンメルの協奏曲を聴きました。

チョン・ミョンフンもまたショパンを弾くということを昨日知って、やはりみんなショパンが好きなんだね!と勝手に結論をつけてみたところですが、皆様ショパンのピアノ協奏曲はお好きですか。

ショパンの協奏曲は傑作ですよね。とってもオリジナルで、弾きにくいけど、オーケストラパートが死ぬほど退屈らしいですけど、素晴らしい作品。

しかし、実はそれが他の作曲家の作品のパクリだとしたら・・・?いや、パクリというのは言いすぎですかね。他の作品の影響を強く受けているとしたら?

当時の大巨匠フンメルに相当似ているんですよね。久しぶりに今日フンメルの協奏曲を聴いていて、ああーやっぱりそっくりと思ってしまいました。いや、もちろん全然違うしショパンの曲ですよと言われても信じないと思うんですけど、あれ、このテクニックは?とか、あれ、このオーケストレーションは?とか、あちこちに思い当たるフシがあるわけです。散りばめられているんだね。

そう、フンメルの協奏曲はショパンの協奏曲にそっくりなんです。いや違った。ショパンの協奏曲がフンメルにそっくりなんですよ。こんな事があっていいんだろうか!!怖い。落ち着け、とりあえずビール飲もう。

ピアノ曲マニアならご存知だと思うのですが、フンメルは当時ものすごい人気を誇っていたピアニストで作曲家でピアニストでした。モーツァルトに習っていたらしいよ。ベートーヴェンと並ぶ超偉大な存在だったそうです。リストも、ショパンも、フンメルを目指したのです。(でも、フンメルは今ではすっかり忘れられてしまっていて、よほどの好事家でなければ聴かないでしょう)

フンメルという存在があまりにも大きかったせいだかどうだか、たぶんそのせいだと思うんですが、ショパンが若い頃に書いた協奏曲はフンメルの協奏曲にわりとそっくり。昔は今と違って著作権がなんたらかんたらー、とかそういう時代ではなかったので、セーフなのでしょう。多分。

フンメルの協奏曲なんて知らないよ、というあなたは、どこまでショパンに似ているのか、否、どこまでショパンが真似したのか、ご自身の耳で確認して下さい。とりあえず第2番の協奏曲のYouTubeを貼っておきますよ。

うーん、そっくりだ。そっくりだね。ショパンも若い頃があったんですよ。

・・・もちろん、ショパンの方がフンメルよりも優れた才能があったので、こうして今の時代にも残っているのれすけれろね!!!・・・とビールでろれつが回らない口で言ってみる。

ちなみに今日の画像はショパンです。フンメルの肖像画じゃないわのよ。