ギトリスとプレスラーが共演

イヴリー・ギトリスとメナヘム・プレスラー、超高齢アーティスト2名が共演したというニュースを読みまして衝撃を受けました。ふたりとも90代ですよ。

共演とはいっても、二人でリサイタルをしたというわけではなくて、Musica Mundiという名前の、ベルギーの講習会?音楽祭?のような場で、講師のコンサートで共演した数曲程度、ということのようです。写真は以下のURLにあります(この二人と全く関係の無い写真多数)。

http://www.musicalpix.com/mm17/residence/index.html

この二人昔から接点があったのでしょうか。それとも今回が初顔合わせだったのか。

いやしかしのこのMusica Mundiって初めて知りましたけれどなかなか凄い人たちが出ていますね。今年は上の二人に加え、ジョシュア・ベルにファジル・サイにヴェンゲーロフ、マイスキー、アンゲリッシュとか、なかなかに豪華。うーん、こういう人たちが簡単に集まれるヨーロッパ、やっぱりうらやましいですね。ギトリスは2011年から毎年参加、プレスラーは去年が初参加(そして去年は二人の共演はなかったっぽい)。

それでこの2人の演奏がどうだったのか、ちょっと気になりますね。プレスラーの最近の演奏は知らないのですが、ギトリスはこのところ毎年日本に来ています。もちろん技術という意味ではもう無いに等しいですが(もはや楽器を支えられないから、楽器の先端、渦巻きのところをちょんと置く小さな台もあるぐらい。上の写真にも写っているやつ)、それでもその型破りな人柄でコンサートはいつも大盛況。時々おっと思うパッセージもある。大変おもしろい。

プレスラーはまた日本に来るチャンスがあるのでしょうか。二人が日本でコンサートしたらすごいですよね。ちょっと聴いてみたいかも。

なおプレスラーは1923年12月生まれの93歳、ギトリスは1922年8月生まれの94歳。